残り1ヶ月で高校入試だ。
この時期の勉強方法は、とにかく質が大事だと以前のつぶやきで書いた。
生徒たちの勉強を見ていると、本当に質を上げようと努力している姿が見て取れる。
昨日は中学生最後の神奈川全県模試だったけど、
解き終わった後も、塾で各科目の直しを丁寧にやっていた。
「解説を見て直す」ではなく、解説を見る前に間違えた問題を解いてみる。
なぜ自分の選んだ選択肢が間違えているのか?真剣に考える。
いやぁ立派だなぁ。
半年前は、すぐ答えや解説を見ていたと思うけど、
今はまず自分で原因を考えてみる勉強法になっている。
11月の過去問を解き始めて以降、
勉強の質を上げることの重要性を何度も伝えてきた。
それが原因かはわからないけど、
生徒たちはしっかりと問題が解けるようになための努力をしている。
立派だね。
そして、入試まであと1ヶ月。
生徒たちにもう1つだけ伝えたいことがある。
それは「仮説を立てること」の重要性。
間違えた問題に対して、
なぜ間違えたのか?仮説を立てる工夫をしてほしい。
そして、どうしたら解けるようになっていたのか?この仮説立ても必要。
世の中には「あぁケアレスミスだー」で済ましてしまう中学生がどれだけ多いことか。
でも、これって原因も解決策も考えないから、
いつまでもミスし続けるんだよね。
あとは、数学などで「あっここに補助線引いたら解けたわぁ」ってのも同じ。
実際は補助線が引けなかったから解けなかったんだよ。
だから、後から「補助線引けてたらなぁ」なんてタラレバを言うのは無意味。
補助線を引けなかった原因と、どうやったらそこに補助線を引くことを思いつくか?
これを考えないといけない。
もちろんこれらは仮説なので、正解かはわからない。
でも、仮説を立てる練習をし続けることで、
同じミスをしにくくなるので点数が上がっていく。
残りの1ヶ月は、
間違えに対してどんどん仮説立てをさせていく。
なぜ間違えたのか?
どうすれば解けるようになったか?
正解はないこの仮説立てを通して、
生徒たちはまだまだ伸びていく。
今回の全県模試は公立高校受験の生徒全員、
合格判定が出るだろう。それくらいみんな伸びてきている。
いいよ!この調子!
でも、現状に満足せずさらに点数を上げていく。
そのためには、これまでの質を意識した勉強に加え、
「仮説立て」が重要になってくる。
最後の1ヶ月、
この仮説立てを通して、さらに点数を伸ばしてくれ!