先生のつぶやき(OKUNO塾・ThinkWith個別塾)

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神奈川総合高校合格おめでとう!

今年の中3生10名の受験を振り返ります。今日は10人目。いよいよラストです。

 

 

神奈川総合高校合格おめでとう!

 

かなそうは、県内でも屈指の人気校ですね。

 

学力レベルも高く、みんこうの偏差値で比較すると多摩が67、神奈川総合が65、新城が60なので新城と多摩の間ですね。

 

よくこれだけレベルの高い高校に合格したなぁと思います。

 

中3の春くらいまでは、新城を志望校に頑張っていましたが、だんだん新城から気持ちが変わり、神奈川総合の名前が出てくるようになりました。

 

かなそうは個人的にはめっちゃ好きな高校で、大学みたいな高校です。

 

まず授業が単位制です。必修科目以外は、自分で選択して授業を組んでいきます。しかも、単位制がゆえに学年に捉われず先輩も後輩も同じ授業を受けていたりします。本当に大学みたいですよね。

 

なので友達は、同じクラスの友達というより、授業ごとに友達を作っていくみたいなイメージに近いと思います。大学もそうですよね、授業ごとに友達がいて、いわゆるクラスみたいな概念があまりないですよね。(クラスのHRは週1、修学旅行・文化祭などの行事ではクラス単位なので、完全に繋がりがないわけではないです。)

 

かなそうは、授業を自分で組めるところが魅力的ですね。高校生のうちから自分で勉強したいことを深く追求できることはとても良い経験だと思います。

 

自分が今高校生に戻れるなら、このように特色のある高校に行きたいですね。となると、かなそうとか、理系の勉強を深く追求できるサイエンスフロンティアとか、特色のある学校は私にとっては魅力的です。翠嵐も「東大に行きたい!」という中学生にはおすすめですね。

 

特色があるので、それだけ目的を持った生徒が入ってきやすく、これも私が良いと感じている理由の1つです。ただ偏差値だけでなんとなく入ってくるよりも、この高校が良い!って思って入ってくる生徒が多いと良いですよね。

 

ただ、やはり魅力的な高校は学力レベルが高いです。

 

この生徒は1年前の3月の全県模試では新城ならギリギリ合格ライン、神奈川総合はD判定でした。当時は新城を志望校にしていたので、新城に到達できるようにしようと思い、対策をしていました。

 

まずは中3の内容を早めに一周し、入試対策に入ること。そして、苦手な数学は他の科目よりも時間をとって念入りに対策してもらうこと。この2点です。

 

そして、順当に学力が上がっていき、新城は受かるかなぁというラインに達してきたところで神奈川総合の名前が志望校として挙がってきました。内心「もっとレベル上げるのか〜まじか〜」と思っていました。笑

 

これは、本当に毎年あるあるで、学力レベルが上がってくると生徒たちの志望校も変わってくるんですよね。指導する側からしたら、ようやくA高校に到達したかなというタイミングで「やっぱもっと上のB高校にいきたいです」と言われ、焦るのです。。。

 

ということで、作戦の練り直しです。数学の問題で正答率が1桁パーセントの問題は、それまで捨てて良いと指導していましたが、そういった問題も解けるように指導をしていきました。

 

神奈川の数学は、異常に難しい問題が20点分ほど出ます。偏差値が60以下の高校なら、戦略的にこれらの問題は捨て問にして、その代わり正答率20%以上の問題は全て取る。という戦略の方がうまくいきます。

 

でも偏差値65もある神奈川総合ではその戦略は使えないです。だから、捨て問はなしとして、対策をしていきました。

 

また、入試の過去問演習の時期に入ると、合理的な悪あがきも教えました。こちらのつぶやきで書いたようなことですね。↓

okunojuku.hatenablog.com

 

そして入試本番、なんと大の苦手だった数学で77点も取りました。しかも本人談によると1問は当てずっぽうで書いてたまたま当たっていたとのこと。

 

まぁそれがなくても数学が苦手な生徒で本番77点は立派です。その他の科目はどれも数学より10点以上高く、国語に関してはなんと1ミス。そりゃ受かるわ。おそらくトップレベルでの合格だったんじゃないかな?

 

本当によく頑張ったと思う。

 

自己採点の結果を聞いて、受かることを確信したくらい高得点が取れていた。

 

本番に強くて素晴らしい!!

 

改めて、合格おめでとう!