先生のつぶやき(OKUNO塾・ThinkWith個別塾)

川崎市の武蔵新城駅そばで「OKUNO塾」と「ThinkWith個別塾」を運営しています。|毎日8:30更新

生徒との連絡にLINEを使わない理由

OKUNO塾では中学生クラスの生徒たち全員がSlackというアプリを使っている。

 

宿題のチェックから、生徒からの質問対応に至るまで、先生と生徒との連絡に幅広く活用している。遅刻の連絡も中学生クラスでは、生徒が直接先生に連絡をする。おやすみの連絡もね。

 

私はこういったことは、自分でできるべきだと思っているので、なるべく親御さんではなく生徒が自分でやるように伝えている。

 

また、提出物や宿題に関しても、口頭で言っただけだと忘れる生徒が続出するので、文字情報として残している。こうすることで「言った・言わない」の無駄な議論を避けることができる。

 

さて、このコミュニケーションツールについてだが、OKUNO塾ではあえてLINEを使っていない。

 

別にLINEで宿題の管理とか、提出物のチェックはできるのだが、そうしていない。

 

その理由は大きく2つ。「スマホの制限」と「個人情報」にある。

 

まずスマホの制限に関してだけど、中学生くらいになるとスマホに制限をかけられている生徒は少なくない。特にYoutubeやゲーム、LINEは制限対象になることが多いだろう。

 

今はアプリごとに制限をかけられるのだが、LINEを塾で使うと、親御さんがLINEに制限をかけられなくなる。

 

子供たちも「塾で使うから制限解除してよ!」と本来1時間の制限を、塾で使うことを口実に、2時間3時間と長時間使ってしまう。

 

たしかにちゃんと塾で使う時はいいのだけど、実際は友達と通話をするために使いたくて、嘘の理由で「塾で使うから利用時間伸ばして!」と言うこともあるだろう。

 

ということで、最初にLINEは選択肢から除外した。

 

また、LINEだとグループラインにいるメンバーを友達追加すれば、いつでも連絡が取れる。『LINEを教える』って結構、ヤバいと思ってしまうんだけど、どうなんだろう。

 

電話番号と同じように、LINEも作り直すことがほぼないので、一度教えると、何年も何十年も情報が開けっ広げになるだろう。

 

その点、SlackはメールアドレスもLINEの情報も公開されないので、登録している名前だけで済む。しかもその登録名も自由に変えられるし。

 

私は塾を開校したときに、たくさんのコミュニケーションツールを検証した。Slack以外にチャットワークもTeamsもBacklogもFacebookもね。

 

その中で一番使い勝手が良さそうだったのがSlackである。

 

また、スマホを持っていない生徒も数年に一人いるので、塾にiPadを複数完備して、使えるようにしている。これで、スマホが無い生徒も全員使える環境になっている。LINEは電話番号がないと登録できないけど、Slackならメールアドレスで登録できるので、ここもいい点だね。

 

スマホを持っていない生徒は、電話番号がないからね。メールアドレスなら、塾ですぐに作れるし。こういった運用のしやすさもSlackのいいところだと思う。

 

まぁいずれにせよ、コミュニケーションツールは便利で安全で、親御さんにとって使い勝手のいいものが良いだろう。