先日、当塾の生徒が、無料で模試が受けられるからということで、大手塾の模試を受けに行ったそうだ。
タダで模試が受けられるのは確かに魅力的だ。しかもタダで志望校判定も出るなんて、なんて太っ腹なんだろう!と思っていたのだが。。
やはり無料には何かあるようだ。
どうやら模試の結果を返されるタイミングで、三者面談をしないといけないらしい。生徒と保護者と塾の先生。なお、事前に三者面談があるとは聞かされていなかったようだ。
まぁ三者面談で勧誘をするために、模試を無料にしたということだけど、面談に持って行く流れが上手だなぁ、と感心してしまった。
うちの生徒は、勧誘を受けてもその大手塾に入ることはないと思うが(その可能性がないから、いろいろと情報を教えてくれるのだろう)、今の塾に不満があったり、あるいはまだ塾に入っていない生徒なら、そこでの勧誘で説得され、入塾することになるのだろう。
模試の結果を見せながら勧誘するのは最も説得力がある。危機感を伝える絶好のタイミングである。
「あなたのお子さんは数学が弱いですね。このままだと志望校に合格できないですよ!今のうちから塾で対策した方がいいです!!」
こういうことを結果を見せながら話せる。
さすが大手塾だなぁと思った。危機感を伝えるタイミングが上手だし、これで入塾の確率をかなり高められると思う。こういうことの積み重ねが塾の生徒数を伸ばす要因だ。
もっと見習わないとなぁ。