以前、別の塾の先生にこんなアドバイスをもらったことがある。
生徒の学力レベルが上がると、定期テスト前は暇になる。
学力の高い生徒は、定期テストレベルなら
自分で勉強した方が効率が良く、
授業を必要としなくなるからね。
実際、本当にその通りである。
定期テスト期間、450点を超えるような
学校で学年トップクラスに入る生徒とは、
ほとんど話をしていない。
もう彼らは
自分なりの勉強手法を知っているし、
苦手単元をしっかりこなすことも知っている。
こちらから言わなくても自習室には来るし、
黙々と自習に取り組んでいる。
ちなみに、400点を超えるような生徒とも
ほとんど会話をしていない。
当塾は前回の定期テストで
半数以上の生徒が400点を超えていたので
約半数の生徒とは、ここ2週間ほどほとんど
会話をしていないことになる。
ということで、前回400点を超えた生徒には
まぁ自分で頑張ってくれ!という思いで
あえて面倒を見過ぎないようにしている。
もちろん、どの生徒も学習計画は立てるし、
何を勉強したら良いか聞かれたら答えてはいるけど、
でも、その程度かな。
基本は「任せる」というスタイルだ。
一方でテスト期間に
つきっきりで面倒を見るのは、
前回の定期テストで150点〜300点くらいの生徒+新中1生だ。
放っておいたら、
テスト前でも自習室には来ないし、
テストとは関係のない単元を勉強しているし、
テストいつなの?と聞いても、いつでしたっけ?だし、
提出物はやったの?と聞いても、提出物ってありましたっけ?
といった具合である。
そりゃあ大変なわけだけどさ、
まぁ塾ってそういうものだし。。。
そういう生徒を相手にしたくない塾は、
入塾テストを行なって、
学力の低い子お断り!にしている。
上位層の生徒の学力を下げずにキープするのが得意な先生、
中間層の生徒を上位レベルにするのが得意な先生、
下位層の生徒を中間レベルにするのが得意な先生、
オールマイティな先生、
一口に先生と言っても、さまざまだ。
OKUNO塾は、
開校当初は下位層の生徒が中心だったけど、
今は半分ほどが偏差値55以上なので、
中上位層がメインになってきた。
でも、どんな学力層の生徒も伸ばしたいという気持ちが
根底にはあるので、
今後も入塾テストは行わないかなぁ。。
もし校舎が2つ以上になれば、
クラス分けをするかもしれないけどね。