塾で長いこと指導をしていると、
だんだん他塾で使用している教材について詳しくなる。
なぜなら、当塾は転塾組が多いので、
前の塾でどのような教材を使っていたか聞けるからである。
だから、臨海セミナーの英語はこれ湘南ゼミナールの英語はこれ、
などと言うことができる。
ちなみにStepは自社で作っているテキストが多い。
また、いろいろな出版社とお取引きする機会も増えてくる。
すると、「あれ?このテキストって〇〇塾でも使っているよなぁ」
と気づくことがある。
最近、とある出版社と取引をするようになった。
小さな出版社だ。
そこで使っているテキストは、
某大手塾で使っているテキストと全く同じだった。
私はてっきり
その大手塾が独自に作っているのかと思っていたが、
実際はそうではなく、
どの塾でも手に入れることができるテキストだった。
ちなみにそのテキストは、非常に良いもので、
OKUNO塾でも使ってみたいなぁと思っていた。
なので、今回は新たにお取引できてとても嬉しかった。
すでに教材は発注したので、
中3の後半に使用していく予定だ。
こういう思わぬ掘り出し物に出会うのは、
日頃から教材を蒐集しているからであろう。
とにかく片っ端から集める。
まずは手にとって中身を見てみる。
これを毎年何百というテキストで行なっている。
吟味する中で、
どのテキストを使うのが良いか?
を見極め、次年度で採用するテキストが決まる。
さらに、生徒一人一人使うテキストを変える。
(集団授業なので、授業用テキストは同じだけど。。。)
こうして、生徒のレベルに合わせてテキストを選び
学力を上げていく。
地味だけど、こういう努力をし続けないとね。
個人塾で実績は出せないと思う。