今週月曜日に中3には今後の勉強の仕方を伝えた。
特に数学は、ただ過去問をこなす。ただ予想問題を解く。
では偏差値60くらいまでしか届かない。
新城を狙う生徒は、もう少し質を上げないといけないし
多摩や翠嵐を狙う生徒は、かなり質を上げないといけない。
質を上げるとはどういうことか?
それは、
・より短時間で正確に解けることだ。
特に
・平面図形
・空間図形
・関数
この3つは、たくさんの時短テクニックがある。
それを示すために、
月曜日の授業では空間図形の問題を解かせてみた。
制限時間は4分。
とある図形の体積を求める問題だ。
4分経って正解できた生徒は0人。
普段数学で偏差値70を超える生徒たちも
誰一人解けなかった。
なぜ解けないか?
問題が難しすぎるのではなく、時間が足りないからだ。
体積を求めるには
①底面積と②高さを求めないといけないが、①に1分くらいかかり、②に5分くらいかかる。だから4分では解けない。
この解き方は模試の解説や、過去問の解説に載っているものだ。
いわゆる正攻法。
でもね。これでは時間がかかりすぎるんだよ。
4分で解けなかった生徒たちだが、
その後1つの裏技を教えた。
そして、同じような問題をもう1問解いてもらった。
すると今度はなんと
5秒で解けた。暗算で。
そう。これが今後3ヶ月の勉強である。
『解ける』でも、
時間がかかっていては意味がない。使えないのだ。
だから、公式などをどんどん身につけていかないといけない。
大手塾の最難関クラスはこういう公式をどんどん教えている。
だから、OKUNO塾でもどんどん教えて、
翠嵐とかにバンバン受かる最難関クラスの生徒と
対等に渡り合えるレベルまで鍛えていく。
公式を勉強する上で、1つ問題点がある。
それは、
ほとんどのテキスト・過去問・模試の解説に書いてある
解き方は使えないということ。
それをやっていたら時間が圧倒的に足りなくなる。
だから、最短の解き方を教わらないといけない。
そしてそれを身につけないといけない。
そのために、授業がある。
テキストを1人で勉強していてもなかなか載っていない。
だから先生に教わるのだ。
受験シーズンになって
全国の過去問を集めた問題集を渡している塾があるけど、
あれはどうかなぁ。。。って思っている。
理科や社会はまだしも、数学の解説は全然使い物にならない。
解説に書いてあることがそのまま使えるなら
ぽんっと渡して終わり。でいいかもしれないけど、
そうなっていない。だから授業をする必要があるのだ。