神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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理科ができないのではなく、情報整理ができない

ここ最近、

入試形式の理科の問題を

解説することが多くなってきた。

 

神奈川県の公立高校受験の理科は

こんな感じの問題である。↓

 

 

とにかく非常に情報整理が難しい。

文章もあるし、絵もあるし、グラフもある。

しかも、上の写真は問題文ではない。

これは条件文である。

 

つまりこの条件文を読んだ後に、

ようやく1問目の問題がスタートする。

 

 

毎年思うけど、

理科が取れるかどうかの鍵は

理科ではなく、

情報の整理ができるかどうかに関わっている。

 

 

理科が取れない生徒は、

条件文を読んでいる途中で

「あぁーもう何言っているか意味不明!!」と

問題にたどり着く前に終わってしまうことが多い。

 

 

当然、これらの文章や絵を読んで、

情報を整理して各大問を解いていくのだから、

そもそもの情報が読み取れなければ、

その大問は全て間違えることになる。

 

 

だから、生徒たちには日頃の勉強から

根気よく集中して勉強をするよう伝えている。

 

 

でも、集中ができない生徒や

学習障害などで情報の整理が苦手な生徒には

この公立高校の入試は本当に酷である。

 

 

正直どうしようもない。

 

 

定期テストレベルなら、

一問一答形式が出るから対応できるけど、

 

入試問題だと、

文章も読んで、表も読んで、絵も読んで、グラフも読んで

情報を整理して問題を解く形式になる。

すると、何も解けない。

そもそも情報の整理ができないからね。

 

 

幼少期のうちに

表やグラフを読む練習はしておいた方が良い。

一般的には思考力というのかな?

 

 

それもあってOKUNO塾の小学生クラスでは

思考力系の問題をたくさん扱うようにしている。

 

中学生になってから、

あらゆる問題を深く考えられるように

また情報の整理ができるようにするための練習である。

 

こういうのって、ものすごく時間がかかるので

小学生のうちからやらないとダメな気がする。

 

計算問題なら中学生でも間に合うと思うけど、

思考の仕方とか情報の整理の仕方は

早くやらないと手遅れになるだろう。

 

できれば学校や塾ではなく

生活の中から身につけて欲しいけどね。。