夏休みになり
大会や部活動の練習などで
なかなか勉強時間が取れない生徒が増えてきた。
しかも、運動部の場合は
この暑さも加わって、体力の消耗が激しい。
同じ2時間の練習でも、
真夏に行う練習と、涼しい季節に行う練習とでは
疲れ具合は全く異なるだろう。
だから、
部活が忙しい日や、大会がある日は
あらかじめ学習計画を少なくするようにしている。
こういう日に無理やり宿題を入れても、
上手くいかない。
それどころかやったフリをするなど
ズルをする方に走ってしまう。
ただ、忙しいからといって
勉強量を0にすることだけはしてはならない。
人間の習慣の力というのは相当強い。
せっかく入塾後コツコツと頑張ってきたのに、
その習慣をなくしてしまっては、
これまでに築いてきたものが崩れてしまいかねない。
習慣ってのは新しく身につけることは難しいのに、
無くなってしまうのは本当に一瞬である。
だから5分でもいいからやってもらう。
漢字を10個書くだけでもいい。
英単語を10個音読するだけでもいい。
忙しい時でもそれだけでもやってもらう。
こういうところを意識していかないと
なかなか学習習慣ってのは身についていかない。
非常に些細なことだけど、
こういった細部にこだわらないと、
上手くいかないんだよね。
当塾の生徒たちがなぜコツコツ日々勉強に励むか？
というと、とにかく
「勉強量を0にさせないよう気を配っているから」
だと思う。
親御さんからすれば、
「今日くらい休めばいいのに。」
「部活の大会があったんだから今日は勉強しなくてもいいんじゃない？」
と思われるかもしれない。
いや、私だって正直言えばそう思う。
別に休んだっていいと思う。
でも、それをやってしまうと
もっとしんどくなることが待ち受けていると知っているので
ここで踏ん張ってもらう。
習慣を身につけるってのは
簡単なことではない。
めんどくさいことに打ち勝たないといけないし、
ゲームをしたい、Youtubeを見たいといった
誘惑にも勝たないといけない。
そりゃ大変だと思う。
でも、卒業生とかの話を聞いても、
ここで身につけた学習習慣が
その後の生活で役に立ったという話がたくさんある。
だから、しんどいとは思うけど頑張ってくれ！
絶対に高校生、大学生、社会人になった時に
ここで身につけたコツコツと続ける継続力が役に立つから。
