神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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先生の解説能力は忙しいからこそ上達する

絶賛、定期テスト対策期間である。

 

もう忙しすぎてトイレに行く暇すらない。

 

テスト期間、中学生たちは

問題集を解いて、先生に丸付けをしてもらう。

先生は間違えた問題を中心に解説をしていく。

これがOKUNO塾で行っていること。

 

集団授業から、個別指導にこの期間だけ切り替わる。

それぞれの生徒で得意・不得意の単元が違うから

個別で対応する方法が最も点数を上げられる。

 

 

ちなみに丸付けを先生がする理由は、

間違えた箇所をしっかりと把握できるから。

 

 

生徒に丸付けをさせると、

間違えた問題も、ちゃんと解説を読まずに

答えを写して終わりになる可能性が高まる。

すると、テストでボロボロになってしまう。

 

だから、こちらで丸付けをして、

間違えた箇所を重点的に解説していく。

 

 

テスト期間は毎日アルバイトの先生に来てもらっているが、

それでも、丸付け待ちのテキストが

どんどん溜まっていく。

 

 

1つ丸付けを終わらせたかと思えば、

また1つ新しい丸付け待ちの教材を生徒が持ってくる。

これの繰り返し。

 

しかも、それと同時にわからない問題の質問なども

大勢くるし、夏休みの課題を手伝ってほしいという

依頼もたくさんくる。

 

 

1度に大勢の生徒に指導をしないといけないので、

私はよく将棋の「多面指し」に似ていると感じる。

羽生善治竜王(当時)の100面指し | 将棋ペンクラブログ

羽生善治竜王(当時)の100面指し | 将棋ペンクラブログ

 

多面指しとは、将棋のイベントなどで、

プロ棋士が一度に複数人を相手する指し方である。

 

当然プロ棋士は、大勢を相手にしているので、

一人、また一人とどんどん指していかないといけない。

瞬時の判断が求められる。

 

 

塾の先生も同じ。

一人の生徒に1時間も指導していたら、

何十人もの生徒が待ちくたびれてしまう。

 

だから瞬時に、

そしてわかりやすく教えないといけない。

 

 

昔はできなかったが、長年指導していると、

瞬時に、そしてわかりやすく教えらえられるようになってくる。

 

 

たとえば、今回の中3の物理では、

ジュールの計算問題がよく出てくるけど、

この単元ではジュールとニュートンとメートルのうち

2つの数字が与えられていて、

もう1つを求める問題がよく出てくる。

 

こういったパターンは

指導歴が長くなればなるほど、

たくさん知ることができる。

 

正直、問題を見た瞬間に、

あっこの問題ね。状態にまでなった。

 

だから、

「あっこれはJNmを描けば解けるよ!」

と瞬時にアドバイスができるようになる。

 

 

指導歴5年目くらいまでは、

一瞬で生徒の質問を把握して、

解き方を提示することはできなかったと思う。

 

 

でも今みたいに、

ものすごく限られた時間で

解説しないといけない環境が

自分自身の指導力を向上させたのかもしれない。

 

 

忙しすぎて、本当に大変だけど、

先生の指導力を上げる上でも、

こういった環境は必要なのかもしれない。

 

 

でも、

本音を言えば、もう5人くらいは

アルバイトの先生がいてもいいかな。。笑