神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

JR南武線 武蔵新城駅|毎日8:30更新

テスト対策では範囲表の内容を全て行ってもらう

中学生の期末テスト真っ只中。

みんな、自習室に来て黙々と勉強をしている。

 

テスト期間も、通常と同じく

学習計画を立て、先生に計画表をチェックしてもらっている。

 

そのときに意識していることが

範囲表に書かれた全ての勉強を進めること。

 

 

これ、一般的には、

「そんなの当たり前じゃん。」と思うかもしれないが、

ちゃんと宿題のチェックをしていると、

生徒たちに全ての勉強を行わせることは

ものすごく難しい。

 

たとえば、とある中学2年生の社会の範囲表を見てみよう。

歴史

・プリントNo36〜No50

・教科書p130〜p173

・資料集p102〜p125

 

地理

・プリントNo1

・教科書p142〜p143、p145

・資料集p102〜p103、p105

・都道府県

と書いてある。

 

 

でも、まず生徒たちは範囲表をあまり意識していない。

だからなんとなく勉強をしてしまう。

 

 

塾のワークなどをなんとなく1周して終わり。

こんなことはよくある。

 

でもワークを1周行っただけだと点数は取れない。

だから「社会は教科書の音読もやった方がいいよ!」

と伝える。

すると、教科書の音読を加えることになる。

 

 

でも、これでもまだ全然足りない。

教科書にもたくさん問題がついているからだ。

音読だけでは、この問題を解くことはできない。

 

だから教科書の問題も解いてもらう。

 

そして資料集からも出ると書いてあるので、

資料集の音読もやってもらう、

さらに都道府県を47覚えないといけないので、

それも別にやってもらう。

 

 

社会だけでこれだけの量がある。

当初の生徒の予定だと、1日15分くらいで終わる量だったけど、

教科書の音読・教科書の問題・資料集の音読・都道府県

を加えると、1日45分くらいやらないといけないだろう。

 

 

なぜ、これだけのことをやってもらうか?

というと、定期テストはどこから出されるか

わからないからである。

 

 

当初の生徒の計画のように、

ワークを1周だけやるでテストに臨んで、

もし、教科書の問題がたくさん出てきたら、

当然太刀打ちできないだろう。

 

次に、ワークと教科書の音読をたくさんやっても

もし資料集から問題がたくさん出てきてしまったら、

これまた太刀打ちできないだろう。

 

このように、

範囲表に書かれたものは、全て勉強しておかないといけない。

もちろん、範囲表に書いてあるからと言って、

そこから出るというわけではない。

たくさん対策しても、結局1問も出ませんでした。

なんてこともある。

 

これは後悔することではない。

ありとあらゆることをやっておいて、

結局出なかったのであれば、それはマイナスではない。

 

 

でも、

ここが出る!と予想し、

集中的にそればかり勉強をして、

もしその予想が外れてしまったら、

点数が取れなくなってしまう。

 

これは大いに反省することである。

 

 

生徒たちは、勉強量も多くなり

もちろん大変だと思うけど、乗り越えてもらいたい。

 

OKUNO塾の生徒たちがなぜ

定期テストで高得点を取ってくるのか?

 

その答えは、非常にシンプルで、

ありとあらゆる対策を事前にしているからである。

 

 

勉強に裏技なんてない。

このテキストを勉強すれば100点が取れる!

なんてものがあれば、みんなそれを使っている。

 

 

ちゃんと結果を出している塾も

その背景には、生徒たちの弛まない努力があってこそのもの。

 

世の中では、

大体すでに語り尽くされていることが正しい。

 

 

勉強法とか、ダイエットとか、

どうしても真新しいものに飛びついてしまうけど、

実は古くから言われていることが正しいことが多い。

 

 

勉強においては、

まずは何より勉強時間を増やせ!

これに尽きる。

当たり前すぎて、そして真新しさがなさすぎて、

もはや誰も言わないかもしれないけど、

量を増やすことが何より大事。

 

 

テキスト1冊で急に賢くなるといったことはない。

 

そういったことを

当塾の生徒たちには、わかってもらいたい。