当塾の小学生クラスでは、
毎週漢字テストを行なっている。
漢字テストは、生徒が自分で丸つけまで行う。
そして、それを最終的に先生のところまで持ってきて
チェックしてもらう。
こういった流れをとっている。
なぜ、先生チェックがあるのか?
これは「生徒の丸つけに不備があっても気づけるようにするため」である。
たとえば漢字の練習を見てみよう。↓
これは小学生が自分で丸つけをしたものである。
青い枠は、先生チェックの時に
先生が書き込んだものである。
④試験の「試」
⑦失礼の「礼」
など、間違えた漢字に
生徒が丸をつけていることがわかる。
小学生くらいだと、
丸つけがちゃんとできているか?
必ずチェックしないといけない。
これは、本音を言えば家庭教育の領域。
小学校3年生くらいまでの間に、
ちゃんと答えと照らし合わせて丸をつけたり、
間違えているものに×をつけられるようにならないといけない。
いつまでも適当に丸つけをしてしまったら、
間違えた問題も丸になってしまい、
ミスを減らすことができなくなってしまう。
だから、親御さんのチェックが必要だ。
ただ、今は共働きの時代。
親御さんが勉強をみる時間が減っている。
すると、子どもが一人で勉強をして、
テキトーな丸つけもして終わり。
となってしまいがちである。
丸つけの後に、
お父さんお母さんにチェックをしてもらえれば
まだいいけど、そのチェックもないと
子どもたちの学力は伸びないだろう。
家庭教育で行うべきだとは思いつつも、
共働きで忙しいという状況も理解できるので、
今ではなるべく塾でチェックするようにしている。
もちろん、最終的には
先生チェックがなくても一人で
ちゃんと丸つけと直しができるようになってほしい。
1日1日の勉強を雑に行なっていたら、
その努力はほとんど意味のないものになる。
だからこそ、小学生のうちに
まずは勉強の仕方を身につけてもらいたい。