絶賛来期のカリキュラムを策定中であるが、
小学生クラスでは新たに音読を導入しようと考えている。
先日、
他塾の先生と音読の重要性について話をし、
小学生クラスの音読テストの様子を見せていただいた。
衝撃的だったことが
小学1年生ですでに雲泥の差がついているということ。
プリントに書いてある文章を音読するのだが、
早い生徒は3分くらい、遅い生徒は10分以上もかかっていた。
小1で言葉の勉強は横並びでスタートしていてもこの差。
そして、さらに
10分以上かかっている生徒は
言葉のイントネーションがおかしい単語がたくさんあった。
イントネーションというのは、雨とアメの違いのように
どこに強弱をつけて読むかである。
3分ほどで読んだ生徒は、
イントネーションも正しいものが多い
一方で、10分以上かかっていた生徒は
イントネーションがメチャクチャ。
小1でこの差か。。。と衝撃的だった。
OKUNO塾は小学4年生からスタートするけど、
小1でこれだけの差がついてしまう事実を目の当たりにすると
もっと低学年から小学生クラスを始めた方が
良いのかもしれないと思った。
(とはいえ場所と時間がないのですぐには無理だが。。)
そして、
最後にその先生に質問をしてみた。
「なぜ小学1年生でこれだけの差が出るのですかね?」と。
その答えは私の考えと同じだった。
『やっぱり、子どもたちは親の言葉をインプットし、その言葉を使って親と会話をする、アウトプットするので、大事なことは2つだね。1つ目は親が正しい言葉をたくさんこどもに話しかけているか。インプットさせているか。2つ目は、子供からアウトプットを引き出しているか、つまりたくさん話を聞いてあげているか。だね』
要は、親子の会話である。
生まれてから6歳になるまでに
最もたくさん会話をしているのはきっと親だ。いや、確実に親だ。
となると、会話を通して
インプット、アウトプットが可能になるので、
この量を最大化させることが何より大事ということだ。
そして、
同じ言葉ばかりではなく、さまざまな言葉を伝えることが大事だ。
すると大勢の人と会話をすることが重要になってくる。
お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん
さまざまな人との会話を通して言葉を学習していく。
やはり、教育の本質は身近な大人との会話だね。