最近、小学生や中学生の勉強が苦手な生徒を見ていて、
新たな気づきがあった。
それは、『問題文や自分で書いた式、あるいは頭の中の思考を、小さな声でぶつぶつ呟きながら勉強させる』ことの効果である。
たとえば5.4÷2という問題があるとする。
これを筆算を書かせながらぶつぶつつぶやいてもらう。
「5のなかに2は2つあって、点をつけて次に14のなかに2は7つあるから2.7」
というような感じ。
小学生クラスでは、
勉強が苦手な生徒に授業内で取り組んでもらっているが、
この呟きながら書いてもらう勉強方法で
生徒がどこでつまづいているかが分かるので、
より適切な解説ができるようになる。
そしてそれ以上の効果として
計算ミスや日本語・英語の読み間違えが減る。
声に出して読ませると、
正しく理解しやすくなるのだろう。
計算ミスなどに気づきやすくなり、それゆえ正答率が上がる。
自分の回答を、
より客観的に捉えられるようになるのかもしれない。
今後も勉強が苦手な生徒にはこの勉強法を取り入れてもらって、
効果測定をしようと思う。