神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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ダブルスクールで気をつけないといけないこと

先日、他塾の先生がこんなことを言っていた。

「うちの塾に、別の塾(数学塾)に通いながら、うち(全教科指導の塾)にも通っている生徒がいるんだけど、その生徒の学力が伸びていないんだよね。。しかも伸びていないのが、数学という。。。こういうのってどうしたら良いんだろうね?」

 

と言っていた。

 

いわゆるダブルスクールである。

 

 

うーん。悩ましい。

ダブルスクールは当塾の生徒にはあまりいないけど、

昔中学受験の生徒を指導していたときは

結構の人数がいた。

 

 

SAPIXと家庭教師の併用とか、

日能研と個別指導塾の併用とかね。

 

 

個人的な考えとしては、

どちらかの指導法に統一した方がよいとは思う。

たとえば2つの塾に通っていて、

その両方で別々の指導方針だったり指導方法だと

生徒は困ってしまうと思う。

 

 

たとえば数学で言えば、

細かい話かもしれないけど、

計算式を必ず書かせる先生もいれば、

なるべく暗算で解かせる先生もいるだろう。

 

 

こっちの先生はこうしなさい!と言っていた

でもあっちの先生はああしなさい!と言っていた。

となると、なかなか伸びにくいのだと思う。

 

 

似たような話は私が高校生の時にも経験がある。

大学受験の時、英語の参考書を取ると、

先生によって書いてある内容がまるっきり違う。

 

 

私は当時、

代ゼミの富田先生の参考書が非常にわかりやすく、

大学入試対策にぴったりだと思い、

富田先生の参考書ばかり使っていた。

 

 

一方で、

通っていた高校では、高校生に最も売れている!

という口コミの文法書を使っていた。

これは、応用が効かないので丸暗記になりがちで

個人的には全然使えなかった。

(でも授業で使うので、それを使わざるを得ないのが苦痛だった)

 

 

同じ英語の文法を教えるのでも、

先生によって内容は全然違う。

 

 

だから、複数の先生に教わるときは、

指導方針をどちらかの先生に、

もう片方の先生が合わせないといけない。

 

 

大手塾と家庭教師の併用であれば、

家庭教師の先生が大手塾の指導方針を生徒からヒアリングして

その指導方針に沿って指導をすれば良い。

 

 

これはよくあることで、

親がSAPIXの宿題を教えられないので、

家庭教師の時間でSAPIXの宿題を進める。

といった使い方をしているご家庭がたくさんある。

 

 

あくまで主軸はSAPIXであり、

家庭教師の先生にはSAPIXの補足をしてもらいたい

という需要だ。

 

同じように日能研でも早稲田アカデミーでも

同様の需要はたくさんあるだろう。

 

 

高校入試対策は、

おそらくダブルスクールはかなり少ないと思うが、

まぁうまいこと両立できているうちは良いと思う。

 

それが冒頭の先生の話のように、

成績が伸びていない。ときは考え直さないといけない。

 

数学塾を辞めて、メインの塾一本にしたら

数学がなんと伸びた!ということは

可能性として大いにあることだろう。

 

「選択と集中」

 

これが大事なのかもしれないね。