神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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できるだけ変化点を見逃さない

OKUNO塾では、1学年12名までの集団指導である。

ただ、あくまで授業が集団なだけで、

日々の宿題チェックや学習計画立て、そして使う教材などは、個別で対応している。

そのため、同じ学年でも、生徒によって1日の勉強量は異なるし、そもそも使っている教材も異なる。

 

 

集団と個別のいいとこ取りをしているのが

今のOKUNO塾の仕組みである。

 

 

12名にしているのは、

一人ひとりの生徒をできるだけちゃんと見るため。

何を勉強していて、どの単元が苦手で、どのような教材を使って…

といった情報を頭の中に入れるためには

1学年12名くらいが限界だろうと思い、

この人数設定にしている。

 

 

まぁただ、今はもう少し見れるかな?と思う。

おそらく1学年15名くらいまではいける。

熟練度が増していけば、さらに人数を増やせるかもしれない。

 

とはいえ、教室に空きがないので

12名以上取ることは今後もないだろう。

 

 

さて、少人数制を取っているOKUNO塾で

意識していること、

それが変化点をできるだけ見逃さないことだ。

 

 

当塾は、毎日宿題のチェックがあるので、

生徒たちは、その日のノートやテキストを写真に撮って、先生にチェックしてもらう。

 

 

こうして学習管理をしていると

変化点に気づくことがある。

 

 

たとえば、

今までは間違えの多かった生徒が、

急に正解数が増えてきた!ということ。

 

 

これ、実は

良いことではないケースがまぁまぁある。

 

塾講師でない人がこの話を聞くと、

おっ!できるようになって丸が増えたんだな!

と思うかもしれないけど、

大抵の場合、急に丸が増えたのは

答えを写しているからである。

 

 

これまでは、ある程度真面目に解いていた生徒が、

少しずつ雑に問題を解くようになり、

答えを写し始める。そして、丸の数が増えていく。

 

 

小さな変化なので気づきにくいけど、

やはりできるだけ、先生は気付かないといけない。

(もちろん、全てに気づくのは無理だけど…)

 

 

こういった生徒は、

学校のテストや、模試で点数が取れない。

宿題では丸ばかりなのに、テストでは取れない。

 

答えを写しているからだ。

 

 

変化点というのは、

本当に気づきにくいし、生徒たちもバレないように誤魔化すので、尚更気付きにくい。

 

 

でも、テストや模試を定期的に行うことで、

あれ?普段の宿題は丸が多いのになんでだろう?

と疑問が浮かび、そこから、

その生徒の宿題を、ひじょーーーに念入りにチェックする日が1週間ほど続く。

 

 

それと、生徒へのヒアリングなどを通して、

まぁ、ズルしてるかどうかがわかる。

 

 

ここを、見逃すと

ズルズル成績低下へまっしぐらである。

 

 

勉強はめんどくさいからね。

もちろんズルをする気持ちはわかる。

ゲームしたいだろうし、友達と遊びたいだろうし、YouTubeも見たいだろうし…

 

 

だから、娯楽はもちろん取ってくれて良い。

大事なことはバランスである。

ゲームと勉強のバランス。YouTubeと勉強のバランス。これが大事。

 

 

そういったことを、生徒に伝える。

変化点というのはナマモノと一緒で、

早いうちに対処したほうが良い。

そのためには、できるだけ早く、変化点に気づくことが大事である。

 

 

これは1学年30人もいたら無理。

そんなに見切れない。

だから、少人数制を採用している。

 

 

つい最近も、

だらけてきているなぁと感じた生徒に話をした。

これでまた気持ちを引き締めてくれるといいけど…

 

 

そしてきっと、また3ヶ月後くらいに

気持ちが緩み始めるんだろう。

そうしたら、また話をして、気持ちを引き締めていくだけだ。

 

 

人間のやる気には浮き沈みがある。

浮き沈みを自分でコントロールできる人もいるが、

周りの支えがないと、どん底まで沈んでしまう人もいる。

そういった人には、適切なタイミングで、声をかけないといけない。

 

 

そのためには、やはり

変化点に気づくことである。