今年の公立高校受験が今日で終わる。
これで当塾の受験生は残り1名の
私立オープン受験を除いて全て終わりだ。
完全に受験が終わるのは今週の土曜日。
土曜日までは気を引き締めていく。
でも、公立入試の5教科試験が終わったことで、
どっと疲れが来た。
誰もいない田舎町へ3日くらい旅行に行きたい笑。
今はそんな気分である。
なんというか、
受験っていうのは体力的にも精神的にもきつい。
生徒1人だけでも、
ああ大丈夫かな？ケアレスミスしていないかな？落ち着いて解いているかな？
なんて考えてしまうので、
10人いれば、その10倍考え事をしてしまう。
なぜ心配が募っていたのかと言うと、
内申点が低く、二次選考に回りそうな生徒が多いから。
二次選考は定員の10％までしか取らないから、
合格確率がかなり落ちる。
300人の定員の学校で30人だけ。
もうこの時点でだいぶ不利。
しかも、内申の優位性がないから
当日の一発勝負である。
今年は私の講師人生で初めてのことがある。
それは、公立組の全員が
志望校の合格者平均内申点よりも
低い状態で受験をすること。
もう、こんな綱渡りな受験は今年だけにしたい。
それくらい今回の中3は異例の年だった。
ちなみに、内申がどのくらい重要なのか？
知らない方にわかりやすくお伝えするとこんな感じ。
内申点が36（オール4）のA君、
内申点が29のB君がいるとしよう。
Aくんは当日の試験が310点、
B君は385点。
この2人が新城高校を受けるとなったとき、
どちらの点数の方が高いか？
それはA君である。
試験の点数が75点も低いA君の方が入試では有利。
これが内申点の凄さである。
A君とB君は1年あたり7ポイント内申点が違う。
これが、入試では75点の差になってしまう。
恐ろしいよね。
つまり内申点が低いB君は、A君と比べて
試験を受ける前から75点マイナスで
始まるというイメージ。
内申点が取れないと、本当に詰む。
私立も選択肢がないし、公立も行けないし。
でもこの事実を、
生徒も保護者の方も知らない場合が多い。
しかも残酷なことに内申点は
中3からなんとかしようとしても間に合わない。
そして受験シーズンになってこういう
「もっと内申点を上げておけばよかった。」
だから中1の4月の時点でOKUNO塾にいてほしい。
これが、私の望みだ。
そうすれば、中学生になるタイミングで
内申点の重要性を生徒や保護者の方に伝えられる。
学級委員とか絶対にやった方がいいからね。
合唱コンクールの指揮者も絶対にやった方がいいし、
ノート作りやワークの丁寧さ、
こういったところもかなり重要。
でも、それをみなさん知らない。
そして塾の先生も言わないのだろう。
だから内申点が低くなる。
そして、通っている塾ではうんともすんともいかず、
当塾に転塾してくる。
いや、もっと早く来てくれよ！！ってね。
まぁ思ってしまうのだ。。
歯医者の先生がよく言うことと同じ。
虫歯になってからくるのではなく、
虫歯になる前に定期検診を受けてください。
でないと
虫歯がたくさんできてしまった後の治療は大変になります。
塾も同じである。
これから中学生になる、
あるいは小学生のお子さんがいる場合は
この内申点の重要性を理解していただきたい。
少なくともこのつぶやきを読んでいただいている方には
周りのお知り合いのお子さんに
内申点って重要だよ！とお伝えいただきたい。
正直、こんなドキドキする受験はやめたい。笑
頼みの綱の内申がないので、
とにかく学力を上げるしかない。
でも当日ケアレスミスをしたら？
マークミスをしたら？
難しい問題に焦って時間配分を間違えたら？
一発勝負なだけに気がかりでしょうがない。
でも内申点が高ければ、
公立の当日点もだいぶ低く設定できる。
1教科ミスっても、ケアレスミスをしても大丈夫だと言える。
心の余裕が全然違うよね。
来期からは
入塾テストに内申基準を設けようかな？
オール4は必要ですとか。
あっでもそれをしたら、今の生徒たちは
ほぼ全員入れないわ。。泣
もっとみんな
学校の先生に気に入られてくれ！頼むよぉ。
もうちょっと安心感のある入試を来年はしたい。
が、
来年は今年以上に生徒たちの内申点が低いので、
本当にしんどい時期は来年かもしれない。トホホ。
