神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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言葉に『厳密さ』を求める親に育てられた子どもは伸びやすい

先日話題になっていたこのツイート。

 

 

はなまるの高濱先生がおっしゃっていることは

私も長年同じことを考えている。

 

 

要は、子どもの学力を伸ばすために最も重要なことは

「親との会話」である。

 

 

まずは、この2分の動画を見ていただきたい。

 

 

親が言葉に厳密であると、子どもは伸びやすい。

一方で、言葉が厳密でないと伸びにくい。

といったものである。

 

これはね、本当にその通りだと思う。

 

 

私自身、

数年前に塾ブログで子供と親の会話について書いたことがある。

okunojuku.com

 

どんな良い参考書をやるより、

どんな良い塾に入れるよりも

まず意識すべきことは、親と子どもの会話である。

これは間違いない。

 

 

先日も生徒とこんなやりとりがあった。

 

 

私:テスト勉強は順調に進んでいる?

生徒:えーと、今からやります!

 

 

これ、返答としてはおかしい。

 

 

私はテスト勉強は順調に進んでいるかを聞いている。

英語で言えば、Do you ?の文章である。

答えは、Yes, I do.かNo, I don't.どちらかだ。

つまり、「はい、順調です」か「いいえ、順調ではないです」

を聞いているのに、生徒の答えは

「今からやります。」

 

こういうとき、私はめんどくさがらずに必ずこう言う。

「それは質問に対しての答えになっていないよ?」と。。

 

 

たとえば、トマトは好きですか?

と聞かれて、自分で育てています!なんて答えないよね。

 

(はい、好きです。だから)自分で育てています!

なのだろうけど、質問に対しての返答としてはおかしい。

それと同じことだ。

 

 

おそらくこの生徒は

(いいえ順調ではないです。だから)今からやります。

と言いたいのだと理解はできるけど、

でも、あえてちゃんと返答させる。

 

 

それが何より大事な教育だと思っているから。

 

 

勉強が苦手な生徒と会話をしていると、

「んん?どういうこと?」と感じることが多々ある。

 

 

英単語を勉強するときは、英語を書いて覚えた方がいいよ!

と伝えた瞬間に、英語を読んで覚えようとしていた生徒がいた。

なので、書いた方がいいって今言ったよ!

と伝えると、

「あっそういうことですか?」と返答があった。

 

 

 

どういうことなのだろう?・・・

 

 

 

「書く」という行為と「読む」という行為が違うのは

わかっていると思うのだけど、

斜め上の回答に、こちらがあたふたしそうになる。

 

 

 

人間は、誰しもが言葉で意思疎通をするし

言葉で思考をするし、言葉で読み書きをする。

だから言葉を正確に使えないといけない。

 

 

そのためには、

会話のキャッチボールがきっちりできることが重要だ。

ん?どういうこと?といちいち相手にストレスを与えないことも重要だ。

 

 

そして、小中学生くらいの間だと

圧倒的に会話量が多いのは「親」である。

だから、親との会話が重要になってくるのだ。

まぁ厳密に言うと、

生活の中で最も会話量の多い相手との会話が重要

ということだね。

(99%の小中学生は親だと思う。)

 

 

教育のためには、

「めんどくさい人だな」と思われるくらい

言葉を厳密に使った方が良いのだろう。

 

 

自分の子どもにはぜひ、

言葉に『厳密さ』を求めて欲しい。