神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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育児日記ならぬ、塾日記?

OKUNO塾の中学生クラスでは

毎日の宿題チェックや学習計画立てなどの

学習管理を行っている。

 

 

これだけでも相当大変で、

毎日のチェックや、全員分の計画立てなどがあるので、

おそらくほとんどの塾よりも細かく生徒たちの勉強を

把握していると思う。

 

 

ただ、当然ここまでしても学力が上がらない生徒がいる。

 

たとえば、答えを写す勉強をしていたり、

直しをせずに解きっぱなしにしたままの勉強をしていたり、

それでは伸びないでしょ。

という勉強をしてしまう生徒などである。

 

 

これまで、雑な勉強をしていたら、

その都度生徒と話をして、次からどうしたらいいか

話し合う機会を設けていた。

 

 

でも、最近になってそれだけでは足りないと感じるようになった。

 

 

ズルする生徒は、数ヶ月後に

また同じようなズルをすることがある。

 

 

その都度話をして、なんとか辞めさせようとしてきたが、

そこには一定の間隔があるのではないか?と思うようになってきた。

たとえば、先生に注意されてから1週間はちゃんとやるけど、

それ以降はまた雑な勉強になるとかね。

 

 

こういったパターンをこれまではデータで把握していなかったけど、

これからは、どの生徒がいつ・どんなことで注意をされたのか、

しっかりと記録に残して、次起きそうなタイミングで

事前に注意喚起ができると良いのではないか?

 

そんなことを感じる機会が増えたので、

実験的に始めようと思う。

 

なお、記録に残すことは、注意されたことだけでなく

塾内でのありとあらゆること。

 

 

赤ちゃんの育児日記をつける親御さんがいるが、

そんなイメージである。

こんなことで褒められたとか、この問題が解けるようになったとか、

授業中にうるさくて怒られたとか、自習室で5時間も勉強していたとか

ありとあらゆること。

 

メモを書いた時は、些細なことだと思ったけど、

後から考えたら、この日のこの出来事が布石になっていたんだな。

とか気付けることがあるかもしれない。

 

 

模試でどの科目のどの単元が悪かったか?

または良かったか?

授業で、どの問題でつまづいていたか?

勉強面だけではなくても、

いつの授業で遅刻してきたか?休んだか?など。

こういった情報をしっかりとデータに残していこうと思う。

 

 

こういった情報があれば、

仮に模試や定期テストで点数が伸びなかった時に、

「なぜ」を具体的に解明しやすくなると思う。

 

 

つい最近データに残したことで言うと、

小学生の生徒の算数で、

授業内の計算10問テストでは5分以上かかり、ミスも3割くらいあるのに、

宿題でやってきたノートを見ると、

時間が2分くらいで、ミス0。と書かれている。

これはなかなか怪しい。

 

おそらくちゃんとやっていないと思う。

でも、まだわからない。

 

だから、一旦データとして残していく。

 

 

今後も同様のことが続けば、この生徒は伸び悩むだろうし、

親御さんとの面談でもし、

「うちの子は毎日ちゃんとやっているのになぜ伸びないんですかね?」と

聞かれたら、そのデータブックをお見せするのが良いだろう。

そんなイメージでいる。

 

 

しかも、この分析をちゃんとやっていけば、

伸びやすい生徒、伸びにくい生徒がより具体的にわかってくるだろう。

そうすれば、今後の指導に役に立っていく。

 

 

日々データとして記録していくのは

さらに自分の仕事を増やすことになるのだが、

まぁ学力を上げることが塾の役目なので、しょうがないね。

 

 

そして、この分析がちゃんと機能していけば、

おそらく他塾では同様のことをしていないはずなので、

もっとOKUNO塾は強くなっていけると思っている。

 

 

卒業のタイミングで、

この記録メモを生徒に渡すのも面白いかもしれないね。

 

 

何か素晴らしい記録ツールとかないのかな?