神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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大手塾で学力上位向けの塾はSTEP一強になるかもしれない

神奈川県の高校受験において、難関高校合格者が1番多いのはSTEPだろう。もともと神奈川西部から徐々に教室数を増やしていき、最近は川崎エリアの出店が急速に進んでいて、たった数年で溝の口・武蔵新城・武蔵中原・鹿島田・元住吉・新百合ヶ丘・生田・向ヶ丘遊園に校舎をオープンしている。飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

 

 

これまで川崎市のNo1公立校の多摩高校は湘南ゼミナールや臨海セミナーの独壇場であったが、今後はSTEP一強になってくるのではないか?と思っている。なぜか?それは、「難関校といえばSTEPだよね」という印象が出てくると、学力上位層がみなSTEPに吸収されていくからだ。最初から優秀な生徒が入ってくる分、進学結果は出しやすい。そして、その進学結果を見て、さらに翌年は優秀な層が入ってくる。この好循環に今入っている気がする。

 

 

ただ、もちろん学習塾というのは学力優秀な生徒だけを相手にするのではない。いやむしろ8割型は勉強が苦手な生徒を対象にしているだろう。だから、別にSTEP以外がやばいというわけではない。単純に学力帯を変えていけば良いということだ。上位層はSTEPに行くなら、下位層を狙えば良いだろう。でも、そうなると1つ問題点がある。

 

 

学力が落ちるほど、授業の治安は悪くなる。騒いだり、欠席や遅刻をしたり、宿題をやらなかったり、目に見えてレベルが落ちてくる。当然、集団指導では対応できなくなってくる。だから個別指導に切り替えていかないといけないだろう。

 

 

だから今集団指導をしている臨海セミナーや湘南ゼミナールはそれぞれ個別指導部門に力を入れていくのではないか?と予想している。もうすでに両塾とも個別指導はやっているので、そちらに注力していく気がする。となると、集団指導塾が減ってしまうので、当塾のような個人塾でかつ集団指導をしている塾が増えていくのかもしれない。

 

 

少子化の今、塾業界で生き残っていくことは本当に難しいだろう。大手ですら難しいのだから、個人塾はどうなっちゃうんだろうね。