中3の受験が終わったらやりたいことがある。
それは、問題を解く様子をデータとして収集して、それを分析すること。
生徒には、マイクをつけてもらい、ぶつぶつ呟きながら、問題を解いてもらう。
頭の中で考えていることを、つぶやいてもらい、それを文字起こしして、どういう思考で問題を解いているのか?これを分析しようと思っている。
また、同時に机の上にカメラを設置し、映像データも収集しようと思う。
たとえば、問題を読みながら、どんなメモをしたのか?どこに線を引いたのか?などなど。
文字データと映像データを両方見て、生徒たちの思考のプロセスを研究しようと考えている。
学力上位層と下位層の生徒で、どんなデータの違いがあるのか?あるいは違いはないのか?さまざまなことが読み取れるのではないか?と思っている。
なぜこんなことをしたいかというと、やはり全員の生徒の学力を上げたいからだ。
OKUNO塾は入塾テストがない。
偏差値36〜74まで幅広い生徒がいる。(平均は58くらい)
もちろん、入塾テストをして学力下位層は切り捨ててもいいんだけど、塾として今はやるつもりはない。
(あくまで「今は」だが。。)
幅広い学力層の生徒がいて常に思うことは、入塾時偏差値35〜40ほどの生徒の学力を上位層のレベルまで持っていくことが本当にしんどいということ。
ここで勘違いして欲しくないことは、偏差値35〜40ほどの生徒は、50くらいまでは割とすぐに上がる。それはOKUNO塾の強みである習慣化と学習管理が効果的だからであろう。
しかし、、、、、、
彼らが偏差値55以上になるのは至難の技である。55以上は、習慣化や学習管理だけでは足りない。
こういうことを言うと、
「勉強なんて、やれば伸びるでしょ?良い参考書があって、毎日やっていれば伸びる。」と思う人がいる。
でもね、、
「現場に立つとわかることは、良い参考書でも、毎日勉強をやっていても、伸びない人はいるのさ。」
伸びない人は、毎日勉強をしても、細かいところで違ってくるんだよね。その細かいところはなんなのか?これを見つけ出したいというのが、今回の目的。
テスト勉強のやり方って、できる人同士なら、この定番問題集3周やるだけやん、うんうん、そうだよね、みたいなことなんだが、世の中の大半の人を観察するに、それを真似していてもなんかディテールで違って、非合理的な所作が多いんだわ。だから、同じ時間かけても差がでるんだわ。ビジネスしかり。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2019年12月7日
ここ数ヶ月は、そんなことばかりを考えていて、全く答えが自分の中で出てこない。
いろいろな本を読んでも、ウェブサイトを見ても、
「勉強の仕方おすすめ5選!」とか「こういう勉強はNG!」みたいな表面的なことしか書いていない。
生徒一人一人、伸び悩む理由は違うはずだから、丁寧にデータを収集したいし、時間をかけて分析をしたい。
・良い参考書を使っても
・毎日勉強をしても
伸びないのは、勉強ができる人と比べ細かいところが異なるから。
その「細かいところ」とは何なのか?
調べてわかるのかどうかも不明だけど、とりあえず一人一人の学びを研究したい。