OKUNO塾では、毎週学習計画を立てて、その計画に沿って勉強を進めてもらう。
計画表は、まず生徒が作り、それを先生が見てフィードバックをし、最終的な計画へと作り込んでいく。
その際、特に入塾したての生徒の計画でよく思うことがある。
それは、1日あたりに勉強する科目を分散させず、特定の科目のみを行おうとすること。
たとえば、火曜日は理科のワークを3時間、水曜日は国語の漢字を2時間、木曜日は、英語のまとめを3時間。。。
のような感じ。
1日で1つの科目を一気に進めようとする。
これは、計画としては良くない。
なぜなら一気に勉強しても、翌日には大半のことを忘れてしまうからだ。
だから1日で1科目ではなく、1日により多くの科目を勉強した方がいい。
たとえば、英語で現在進行形の単元が4ページあるとすると、これを1日で4ページ終わらせるのではなく、1日1ページずつやれば4日間にわたって現在進行形の問題に触れることができる。
問題に触れる日にちを増やすことで、記憶に定着していく。
OKUNO塾では、よくビュッフェ形式で計画を立てるようにと伝えている。
からあげも食べて、シュウマイも食べて、春巻きも食べて、ポテトサラダも食べて、酢豚も食べて。。。とビュッフェでは、たくさんのものを少しずつ食べる。
おそらく、ビュッフェで唐揚げだけモリモリ食べる人はいないだろう。
それと同じように、計画も各教科を少しずつ全部入れるのがいい。
でも、入塾したての生徒たちは、まとめて一気にやる計画が多い。特に美術や音楽などの副教科は1週間に1日だけ、試験までに2日しか勉強しない、なんて計画もあるくらいだ。
当然、これでは悲惨なことになる。
定期テストは、点数ではなく内申が大事なのだ。
国語も音楽も同じ1点なのに、副教科はおろそかにされがちである。
でもこれをOKしてしまうと、結局入試で内申が足りず、受けられなくなってしまう。だからこそ、副教科も当然ちゃんと計画に入れるし、ビュッフェ形式で分散して入れる。
神奈川は、内申がかなり重要視されるし、しかも2年生の内申から入試に使われるので、早いうちに内申の対策をしないといけない。
となると、やはり普段の学習計画からちゃんと見てあげないとね。
特に入りたての生徒にはサポートが必要である。