OKUNO塾の小学生クラスの特徴は
毎回授業報告をすること。
これには明確な意味がある。
それは、客観的に見て子どもの学力を伝えること。
そして、それによって親御さんを教育にもっと参加させることである。
小学生は周りと学力の比較がしにくい。
受験がない場合が多いので、テストや内申点へのこだわりが中学生・高校生に比べれば薄くなってしまう。
だから、周りとの相対化がしにくい。すると客観的に自分の子どもの学力を推し量ることが難しくなるのだ。
すると、ものすごく勉強が遅れていても気がつけない。
以上のことから、より客観的な視点で現状の学力を知ってもらうため、毎回授業の終わりに、授業連絡をしている。その時に、特に意識しているのは、「何ができて、何ができなかったのか」ということ。
これをちゃんと伝えることで、自分の子どもの得意なことと苦手なことが、かなり細かいレベルで把握することができる。
そして、いろいろなことを把握すると、親御さんが教育により深く携わってくれるようになる。
これが、授業連絡をする最も大きな理由だ。
OKUNO塾としては、小学生クラスの生徒も学力を伸ばしたい。
なんなら、勉強が得意な子は中学生クラスに上がって、志望校合格を目指してほしいと思っている。
小学生の学力を上げるために、もちろん教室ではさまざまなことを教えるが、個人的には、1番の先生は「親」だと思っているので、子どもとたくさん話すようになったか?あらゆることを試していただけるか?など、より深く教育に携わっていただくべく、授業連絡をするようにしている。
こういう連絡をすると、
・家でも音読をするようになりました!
・タイピングの練習用に、好きなアニメキャラのキーボードを買いました!
・買い物に行くときは、お金を渡し自分で買い物をしてもらうようにしました!
・英単語の問題を毎朝5問解くようにしました!
などのように、親御さんがどんどん行動するようになる。
OKUNO塾には、「塾に入れれば勝手に学力は伸びるでしょ」とお考えの親御さんはほとんどいない。
生徒の学力を上げるのは、生徒を取り巻く環境全体でサポートする方が良い。
やはり最も多くの時間を使う家は、最重要な場所だ。次に学校・友達、そして塾・習い事となっていくだろう。
よく言うことだが、1週間は168時間ある。その中で小学生が塾で勉強するのは3時間ほど。1.8%しかない。
1.8%で学力は伸びない。
要は、残りの98%の時間をいかに有効に使うかが重要なのだ。
となると、親御さんの協力は必要不可欠。