神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

JR南武線 武蔵新城駅|毎日8:30更新

解くスピードが遅い生徒をどう伸ばすか?

自己流で勉強している生徒や1対2などの個別指導塾で教わっている生徒によくあるのが

 

「解くスピードが遅い」ということ。

 

 

なぜ解くスピードが遅いかというと、

周りとの差を意識する環境がないからだ。

 

 

塾などに行かず、自己流の生徒は、みんながどのくらい速く解くか知らない。

また、塾に行っていても個別指導だと、周りと相対的に比べることはないので、結局みんながどのくらい速く解くかわからない。

 

 

 

特に顕著なのが、数学である。

 

 

数学は、答えが合っていることが重要視されすぎていて、その間のプロセスがかなり疎かになっている。

 

これは毎日勉強している生徒でもあることなのだが、

例えば毎日1ページ問題集を解いている生徒がいたとする。

1ページにかかる時間は30分。

 

 

別に何も問題はないように思える。

 

 

でも、

もし本来は1ページ10分以内で解き終わららないと、入試は間に合わないとしよう。

 

 

すると、この生徒は中3の過去問演習をしていて気づくわけだ。

 

 

あっ全然時間足りない。と。。。

 

 

でも、

過去問を解き始めるのは中3の終盤、

そこからスピードを上げようと意識しても1ヶ月程度ではほとんど変わらないだろう。

 

 

ということで、

こういうスピードに関する問題は顕在化しにくい。

また顕在化するのが受験期になり、対策が間に合わなくなってしまう。

 

だから厄介なのだ。

 

 

私が個別指導ではなく集団指導塾をお奨めする理由、

1人で勉強しないほうがいいと思っている理由は、

結局、周りと相対的に比べながら勉強を進めていかないと、井の中の蛙になる可能性が高くなるからである。

 

集団指導塾の実績は高く、個別指導塾の実績がいまいちなのは、

個別だといつまでも自分の立ち位置がわからない点に最大の原因があるだろう。

 

立ち位置がわからないので、改善しようと思うはずもない。

 

なぜならそもそも問題点に気づいていないのだから。

 

 

一方で、集団授業では、周りの解くスピードなどを知ることができる。(まぁ塾次第ではあるが。。)

 

OKUNO塾では、生徒が解き終わったら、意識的に「〇〇さん解き終わった?」と聞く。

 

そうすることで、まだ解いている生徒に、

もう解き終わっている生徒がいることを知らせるのだ。

 

また、授業内で解く問題も、速く解くように伝えている。

 

このように、日頃から速く解く癖を身につけないと、スピードは上がらない。

また速く解く環境を作らないと、解き方の工夫をするようにもならない。

 

井の中の蛙にならないよう日頃から周りを知り、

自分のスキルをレベルアップさせてほしい。