神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

JR南武線 武蔵新城駅|毎日8:30更新

神奈川県の公立高校入試変更点をわかりやすく説明!

前回のつぶやきで、

神奈川県の公立高校入試から面接がなくなる高校が出てくるとお伝えした。

 

改めてどうなるのかを簡潔にまとめてみた。

 

まずは1次選考の場合:

 

現行の1次選考

試験の点数+内申点面接点+(特色検査)

改正後の1次選考

・試験の点数+内申点+(特色検査)

 

なお、これからも面接を行いたい高校は、

特色検査の中に面接を組み込み実施可能なので、

その場合は、現在とほとんど変わらないだろう。

 

 

一方で、面接を中止する学校は、

今まで面接に割いていた点数を試験か内申に割り振れるので、

より内申重視型にもできるし、より当日の試験重視型にもできる。

たとえば、442型の新城高校が面接廃止になると、

試験点が60%、内申が40%の試験重視型か、

その逆の

試験点が40%、内申が60%の内申重視型になるかもしれない。

※上記以外の比率も考えられる

※新城高校はあくまで例です。

 

 

 

続いては二次選考の場合:

現行の2次選考

試験の点数+面接点+(特色検査)

改正後の2次選考

試験の点数+内申点(主体的に学習に取り組む態度)+(特色検査)

 

※新城高校はあくまで例です。

 

なんと、

内申が考慮されない2次選考で

内申が考慮されるようになる。

 

しかも、評価されるの以下の通り

・3年後期の内申点のみ

内申点の中で『主体的に学習に取り組む態度』のABC評価

・9教科(A3点、B2点、C1点)合計27点満点

 

 

 

これは、結構やばい。

 

神奈川県の高校入試は

2次選考という内申点を見ない選考方式が

定員の10%まである。

 

これは、内申が取れない生徒の救済措置になっていた。

たとえば、不登校内申点がつかない生徒でも、

ちゃんと受験ができるように配慮されていたし、

 

発達障害などで、

なかなか先生に理解されない(内申点がつかない)生徒にも

共済措置があったのだ。

 

でも、

2次選考で内申点を見るようになると、

これは、不登校発達障害の生徒などの

救済措置がなくなることになる。

 

また、字が汚かったり、提出物を忘れてしまうような、

いわゆる内申点が取りにくい子(特に男子に多い)も

かなり損をする。

 

 

つまり、

中学校の先生には評価されないけど、

入試試験の点数で1発逆転だ!

ができなくなるということだ。

 

 

これ、結構大きな変更だけど、

内申点が取れない子はどうするのか?

あとは、不登校発達障害の子をどう評価するのか?

具体的な情報が発表されるのをもう少し待ちたいと思う。