「先生!授業ちょっと遅れます。」
と言って、30分以上遅れたり、
「夏休みの宿題は、まだちょっと残っていますね。」
と言って、半分以上残っていたり、
「今回のテストはちょっと悪かったです。」
と言って、100点満点中19点のテストを持ってきたり、
と、
「ちょっと」の使いすぎに警鐘を鳴らしたい。
しかも生徒の言う「ちょっと」は
こちらから見れば全然「ちょっと」ではないことが多い。
そもそも「ちょっと」は曖昧な表現である。
曖昧な表現を多用する人は、
正確な読解ができないことが多いので、
国語や理科、社会など文章量が多い問題で
読解力がないことに起因するミスが多い。
塾としてはなるべく曖昧な表現は使わせたくない。
だから、
「先生!授業ちょっと遅れます。」
は
「先生!授業に10分ほど遅れます。」
「夏休みの宿題は、まだちょっと残っていますね。」
は
「夏休みの宿題は、あと20ページ残っていますね。」
「今回のテストはちょっと悪かったです。」
は
「今回のテストは35点でした」
にしてほしい。
日頃から客観的な言葉を使っていれば、
入試の問題文も抵抗なく読めるだろう。