そろそろ、志望校を決める時期。
この時期に気をつけてほしいことがある。
それは「塾の都合で受験する高校を変えないこと」
一部の大手の学習塾では、
塾の実績を作るために生徒に〇〇高校を受けたらいいんじゃない?
と勧めることがある。
生徒自身もそれに納得しているなら問題ないが、
生徒が志望する高校ではない高校を
無理やり勧めてきた場合はしっかりとNO!と言わないといけない。
塾は実績が大事。
特に、大手の塾は競合も多く、値段での差別化が難しい。
ほとんどが年間50〜60万円くらいだ。
となると、どうやって差別化をするか。
それは合格実績である。
神奈川県で最難関の翠嵐高校の合格実績は
どの塾も喉から手が出るほど欲しい。
だから、数打てば当たるの理論で特攻させるのだ。
受かるか落ちるか五分五分の生徒でも、
「君ならできる!」とか「あなたなら受かる!」
という言葉でどんどんその気にさせる。
実際、昨年の翠嵐高校は
358名の定員に対して、775名が受験した。
つまり、420名近くが不合格で、私立に流れることになったのだ。
大手の塾の中でもどの塾が特に特攻させているのかは
把握しているけど、やはりそういう塾で
不合格→私立送りになった生徒から話を聞くと、
実績作りに利用されているなぁという印象を受けてしまう。
高校3年間は、
しっかりと自分で進路を決めてほしい。
もちろん塾の先生からアドバイスをもらうのは良いけど、
模試でD判定なのに無理やり受けさせられる。。
なんてことがないように注意してほしい。