中学生の宿題を毎日チェックしていると、
稀に、いかにズルするか?ばかり考えている生徒がいる。
OKUNO塾としては、できるだけ注意して改善させるけど、
なかなかこういうのって性格的なものもあって直すのが大変。
改善すれば御の字で、
改善しないことの方が多いだろう。
ということで今回は、実例をもとに、
生徒が『どのように宿題をやったフリをするのか?』
を紹介したいと思う。
今回紹介するのは、
ズバリ『日付の改ざん』である。笑
漢字の宿題を参考に見ていこう。
OKUNO塾では毎日2行分が漢字の宿題である。
時間にすると約5分。
漢字は毎日の積み重ねが大事なので、
1日あたりの量は少なくても、とにかく毎日継続してもらう。
まずは11月4日。
(字が雑ということについては今回は触れない)
翌日11月5日。
ここまではいい感じ。
しかし、11月7日になると、
なぜか元々11月4日だったところが11月6日になっている。
いわゆる、やったフリである。
そして11月10日。
元々11月4日だったところが11月8日になっている。
そろそろ指摘したほうがいいなぁと思って
このタイミングで生徒には注意したけど、
放っておいたら、ずっと日付だけ変えるってことになっていただろう。
日付を変えて、
その日の分の漢字の宿題があたかも終わっているかのように改ざんする。
漢字2行くらい書けばいいのに。って思うけど、
それすらめんどくさい生徒にとっては、
日付を全部消しゴムで消して、書き直したほうが楽なのだろう。
でも日付を書く練習をさせているわけではないので、
こんなことばかりやっていたら意味がない。
だから改善させないといけないんだよね。
宿題チェックはこういう確認作業に
最も多くの時間を取られる。
ちゃんとやってくれればいいんだけど、
稀に、こういうことをする生徒がいるから大変。
もう来年は、こういうことをする生徒の授業料は
他の生徒の2倍にしてやろうか!!笑
生徒が増えて一番大変なことは
授業ではないんだよね。
OKUNO塾の場合は、圧倒的にこういう管理が大変になる。
写真をチェックするって地味だし、時間がかかる。
AIが判定してくれるといいんだけどね。
今回のように、わかりやすい改ざんはAIでも気づくけど、
答えを写したり、
中にはあえて、全部◯にしないで×なども混ぜて
先生にバレないようにする生徒もいるので、
こうなるとAIではなかなか気づけないだろう。
普段の生徒の学力を知っているからこそ、
んん?この問題が途中式なく解けるわけないよなぁ?
という勘が働くのだ。
なんでこんなことまでするかっていうと
当然、生徒の学力を上げたいから。
残念ながら今回紹介した写真の生徒は、
定期テストで点数が落ちている。
でも私からすれば
答えを写す、日付を変えているだけで
日頃から勉強をしていないんだから
テストの点数が下がるのは当然のことだと思っている。
テストの点数が下がる原因はわかっているけど、
生徒自身が、なかなか答えを写したり日付を改ざんするのを辞められない。
答えを写されないように、こちらで答えを回収したりすると、
今度は
「今日は足が痛くて休みます」とか
「用事で休みます」といことが増えてくる。
塾に来なくなるんだよね。
普通の塾だったらこういう生徒は放置するよね。
それが正しいと思う。
だって、言っても変わらないんだもん。
これ、
宿題量が多すぎるから写すのでは?とか
問題が難しすぎるから写すのでは?と思うかもしれないけど、
それらは関係がない。
以前同じ生徒で
宿題量を普段の1/3に減らしたことがあるが
結局変わらなかったし、簡単な内容に切り替えても変わらなかった。
単純に性格的な部分が大きいと思う。
もちろん、塾としてはなんとか改善させたいので、
勉強する意味などを生徒に伝え、少しでも改善させるようにする。
そして親御さんに事実を伝えることも大事。
こうやって塾・ご家庭・生徒が協力しあって初めて
学力は上がっていく。
なんで、こんなめんどくさいことをしているんだろう?
ってたまに自問自答してしまう。
ちゃんとやらない生徒なんて
金づると考えて放っとけばいいんだよ!
と他の塾の先生に言われたこともある。
でも、そういう生徒を許容すると、
塾全体のバランスが崩れていく気がするんだよね。
だから、めんどくさくてもやる。
でも、本当に大変なんだよなぁ。
授業だけやっておーわり!
っていう塾が本当に羨ましい。
無責任というのは最高にラクである。
一人の生徒をちゃんと指導しようとすればするほど
しんどさが増えていくんだよなぁ。
すみません。
愚痴りました。
あんまり良くないね。こういう愚痴ブログ。