神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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来年のテキストを決める時期がやってくる

OKUNO塾では12月から1月の間に

来年使うテキストを決める。

 

メイン教材を変えることはほとんどなかったのだが、

おそらく来年の社会は変える予定。

 

社会は知識の差が大きい。

当たり前のように都道府県が言える生徒もいれば、

広島県が東北にあると思っている生徒もいる。

 

こういう生徒に、

広島県は中国地方だよ!と教えても

中国?広島は日本じゃないの?

みたいなことになってしまい行き詰まる。

 

こうやって言葉で覚えていくより

実際にビジュアルとして覚えていく方が良いと思っている。

今回のケースで言うと、地図を見ながら勉強するとかね。

 

 

歴史でもそう。

なぜペリーは覚えているのにハリスは覚えていないのか?

 

ペリーは日米和親条約

ハリスは日米修好通商条約

 

高校入試的には、

ハリスの日米修好通商条約の方が

明治時代の条約改正への動きにつながるので

大事だと思っているけど、

 

ほとんどの人がハリスを覚えていない。

 

一方でペリーは覚えている。

 

その原因は何か?

おそらく顔写真を見ている回数の違いだと思う。

ハリスの顔写真はあまり見る機会がないけど、

ペリーの顔写真は勉強していると見る機会が多いだろう。

 

政治家が選挙の時に

顔写真のポスターを貼るのと同じで

人は、顔を最も認識しやすい、覚えやすいのだと思う。

 

だから、歴史上の人物を覚えるときも

とりあえず顔を何度も見ておくことは大事。

 

そのためには文字情報で勉強していてはいけない。

視覚情報でどんどん勉強させるべきだ。

 

こういうことを日々

あらゆる科目・単元で考えているので、

生徒たちの学力が上がっていくのだと思う。

 

どうやったら覚えるか?

逆にどうやったら覚えないか?

をしっかりと分析することで、使うべきテキストが見えてくる。

 

ここを真剣に考えることが塾講師の役割の1つだと思う。