神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

JR南武線 武蔵新城駅|毎日8:30更新

受験シーズンほど、自習が大事。

受験シーズンになると、

講習を詰め込んだり、やたら授業をたくさん取らせる塾がある。

 

特に1:2などの個別指導になると

とにかくたくさんのコマ数を取らせようとする。

 

でも私としては、受験期にたくさん授業を受けるのは御法度であると考えている。

それは生徒たちの不安心を煽るだけだ。

 

この時期にたくさんの授業をやったからと言って、

点数が上がるわけではない。

いや、むしろ自習時間が減るので下がる可能性の方が高い。

 

あくまで中3の受験シーズンは

自習で点数を高めていく必要がある。

だから、生徒たちに干渉しない方が良い。

 

これは上位生であればあるほどこの傾向が強い。

定期テスト時期に上位生は放置するのと同じだね。

 

 

授業をやる意味は、

「勉強が苦手な生徒たちの進捗を確認するため」程度である。

上位生はずっと1ヶ月放置しておいても良いと思っている。

 

だって、自走できるようにこれまで仕上げてきたんがから。

 

教育はいつまでも二人三脚でやるものではない。

 

冷たいと思われるかもしれないけど、

いつかは自分で勉強していけるようにさせないと。

 

それを受験期までに終わらせておくのが塾講師の務めである。

 

だから、この時期にたくさん教えるということは、

先生の力不足であるということだ。

 

もっと早い段階で自立させなければならなかったのに

それができていないから、焦って授業をたくさんやってしまう。

私も昔はそうだった。

学校の授業と同じようなペースで指導していて、

受験対策が間に合わず、直前に授業をたくさん行った。

 

でも今は違う。

過去の経験から、1年以上前からカリキュラムを組んでいる。

 

やはり計画は大事だね。

 

残り1ヶ月、中3生には

満足のいく受験になるよう全力を尽くしてもらいたい。