自分自身が中学生や高校生の頃、
LINEというサービスはこの世になかった。
そもそもiPhoneすら全然普及していなかった。
ずっとガラケー。
iPhoneを初めて持ったのは高校を卒業してからだ。
ガラケー時代、親との連絡手段は電話だった。
メールも使ってたと思うけど、ほとんど電話だったと思う。
でも、今は親との連絡手段はLINEである。
それは中学生の生徒たちを見ていても同じ。
基本的にみんな、親御さんに連絡するときは
LINEを使っているように思う。
LINEを使ってコミュニケーションをするということは
文字ベースでやり取りをするということだ。
これは自分が学生の時にはほとんどなかった。
親とは毎日会うので、基本的には直接話せばいいし、
遠くにいるのであれば電話で良かった。
それが昔のコミュニケーション方法。
でも今は、
電話よりもやり取りが楽なLINEのメッセージが主流。
このようにコミュニケーション方法が
文字ベースになると、
親とのLINEのやり取りは
子どもの語彙力を上げるためには
非常に重要なのではないか?とふと思った。
つい先日、親とLINEをしていた時、
「注視する」という言葉を親が使っていて、
あまり日常会話では出てこないワードだなぁと感じた。
おそらく話し言葉ではほとんど出てこなかったはず。
でも、書き言葉だと出てくるワードというものがある。
文字でやり取りをすると、このような思わぬ副産物がある。
だから、子どもの語彙力を高めたいなら、
ボキャブラリーの本を買うのではなく、
毎日のLINEのやり取りで、親が積極的に
覚えてほしいワードを使うことが大事だと思う。