神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

JR南武線 武蔵新城駅|毎日8:30更新

多摩高校の倍率が高いなぁ

なかなか多摩高校の倍率が下がらない。

 

昨日の時点で志願者は519名。

定員は278名なので1.87倍である。

過去3年で見てみると、志願変更最終日時点では

2020年:427名

2021年:465名

2022年:495名

そして

2023年:519名

である。

2020年と比べると100名近い人数が増えている。

 

県内No. 1の翠嵐高校ならまだわかるけど、

多摩高校は県内では7番手くらい。

にもかかわらず、翠嵐に次ぐ人気がある。

(神奈川総合も倍率は高いが、定員が少ないので、純粋には比較できない)

 

もちろん人口150万人を超える川崎市のNo.1校なので、

レベルも人気も高いのは当然である。

でも、それ以上に

多摩高校の代替がない」というのが最も大きな理由だろう。

 

だから、倍率が高くても、他の選択肢がないので受けることになる。

 

多摩高校よりも少し学力の低い高校となると、

光陵(保土ヶ谷駅)、

希望ヶ丘(希望ヶ丘駅)、

大和(つきみ野駅)などがあるが、

いずれもアクセスが悪い。

 

大和はまだ通いやすいと思うけど、それでも

片道50分くらいは見ておいたほうが良いだろう。

 

あるいは近場の新城高校に下げることもあるが、

この場合は偏差値で言うとかなり下がるので、

受験生からすると、そこまで落としたくないという気持ちも働く。

 

こうして、さまざまな思惑が

多摩高校の高倍率化の要因なのだろう。

 

となると、倍率は下がりにくいし、

この時期に変更するのは

そもそも合格の見込みが低い受験生ばかりなので、

実質倍率が下がっても、受かりやすさはほとんど変わっていないのだろうね。

 

それにしても高いなぁ。