神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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将来、公立高校に進学予定の小学生におすすめの勉強法

将来的に、神奈川県の公立高校入試を考えている小学生に

おすすめの勉強を今日は書きたいと思う。

 

神奈川の公立高校は5教科の試験だけではなく、

翠嵐高校や多摩高校などのトップ校では

特色検査という試験も行われる。

国数英理社で500点、そして特色検査で200点の

合計700点といった配点が多い。

 

それぞれ科目ごとにお伝えしよう。

 

・国語

国語はどうしても漢字ばかりになりがちだけど、

漢字は最小限で十分。簡単な問題しか出ないし、

そもそも問題数も少ない。だから、読解力を身につける

勉強をメインにやってほしい。これは小学生では

ほとんどやらないので、塾などで身に付けたいところ。

 

・数学

小学生のうちは基本的な算数ができれば良い。というのは

大間違いで、それプラス思考力系の問題をたくさん解いてほしい。

最近、くもんからOKUNO塾に来る生徒が多いのは、

こういった計算問題だけでなく、

思考力系の問題を解く必要性を感じている親御さんが

多いからだろう。

あと、図形に触れている時間も大事。特にサイコロの展開図や

組み立て系の問題が特色には出るので、手を動かして

立体物を組み立てたり、バラバラにしたりする経験を増やしてほしい。

おすすめのおもちゃはこちら。

okunojuku.hatenablog.com

 

・英語

英語は小学生のうちは単語の練習を増やして

語彙力を身に付けていってほしい。

ただ、できれば小学生のうちは

聞く、読む、書く、といった五感を使って練習してほしい。

発音もせず、書くだけとか、

何もお手本の音声を聞かずに自分流で読むだけとかには

ならないように。。

 

・理科

高校入試の理科はかなり難しい。

その理由は、膨大な文章と図表にある。

神奈川県の理科は、1問解くために

文章・図・表の3つから情報を上手く読み取って解く問題が多い。

一問一答の問題は全く出題されない。

だから、複数のヒントを手掛かりに情報を読み取る力を

養わないといけない。

理科の知識は直前でも身に付けられるけど、

図表などを読み解く読解力はすぐには身につかない。

だから、小学生のうちは図表の読み取りを練習してほしい。

 

・社会

社会は複合的な視点が求められる。

たとえば、フランスは小麦の生産が盛んであるが、

それだけを知っていてもなかなか問題は解けない。

実際には、アジアやアフリカ、北アメリカなどの州ごとに

小麦の生産量のグラフが与えられている問題が多い。

つまり「フランスは小麦の生産が盛んである」という1つの国の視点ではなく、

フランスは小麦の生産が盛んだけど、中国やインドやアメリカよりは

生産量が少ない。という覚え方をしないといけない。

以前ブログにも書いたけど、図解版の世界地図はおすすめである。

1日5分読むだけでも十分だと思う。

okunojuku.hatenablog.com

 

・特色検査

難関校は特色検査というテストも受けないといけない。

問題の形式は中高一貫校の適正検査のような感じ。

知識問題ではなく、考える問題ばかり出題されるので、

日頃からさまざまなことに疑問を持って調べる癖をつけたい。

特に日常の出来事の理科に関する事柄は知っておくと有利かも。

たとえば、なぜ日本で一番暑い場所が沖縄ではなく埼玉県熊谷なのか?

調べると、

・内陸にあるから

ヒートアイランド現象

フェーン現象

などの用語が出てくる。さらにそれを深掘ってみるといいかも。

自分で調べるのが難しい場合は、お父さんお母さんに聞いてみる。

子供たちど同様に、親も勉強をしないといけないので、

特色検査対策はちょっとご家庭の負担が大きいかもしれない。