先日こんな記事を読んだ。
成績の悪い子は「考える」方法を知らない。手を動かしてメモや図を作らず、口に出して課題を確認したりもせず、ただ問題文をじっとにらんで、何かすごいアイディアが降ってくるのを待っている。そしてアイディアが降ってこないから自分は頭が悪いのだと思っている
— スドー🍞 (@stdaux) 2023年6月14日
「考える」というのは、腕を組んでうんうん唸ることではなく、紙に情報を書き出してみたり図にしてみたり、複雑な問題を単純な問題に分割してみたりして、取っ掛かりを探すことだと思う
— スドー🍞 (@stdaux) 2015年9月1日
家庭教師やってたから分かるけど
— 女さん (@Xu1Rz) 2023年6月14日
成績がいつまでも低い子って、本当に手を動かさない。図もグラフも描かないし数値や文章へのアテンションも無い。本当に手を動かさない。描いてみてと100度伝えても、1度ピシャリと伝えても、それでも描かない。多分能力の問題。 https://t.co/VhaIym0BcB
成長して社会人になっても同じようなことになっているのが多い。 https://t.co/xhP5tFyGN4
— みなか™ (@orgmrm) 2023年6月14日
みんな同じようなことを思っているらしい。
これは教育業界にいれば、
ほぼ全員が感じていることだと思う。
とにかくずっと手を動かさずテキストを見ているんだよね。
学力下位の生徒とかだと
平気で1問20分くらい見ている。
1ページの問題集を解くのに、
5時間くらいかかる。
だから自習室に2時間もいるのに、
1ページの半分も終わっていない
ということが起きる。
では、
こういう生徒にどう指導すべきか?
私の中では答えがある。
それは、
マンツーマン指導で手の動かし方を徹底的に教える。
つまり、先生が解いている姿をひたすら見せて、
同じことをさせる。の繰り返し。
真似をするということだ。
で、これはマンツーマンではないといけない。
真似をすると言っても、
簡単なことではない。
途中で教えていないことをやり出したり、
手順を飛ばしたりするから。
先生の解き方を見せて、
その手順通りにできているか、
常にチェックしていないといけない。
こういう積み重ねが
解けるようになるために必要。
だから個別指導でも
1対2の指導方法はかなりもったいない。
先生が片方の生徒を教えているときに、
もう片方の生徒は見ていないからね。
間違った解き方をしていても、
見ていないから気付けない。
だから個別指導塾に入れるなら
マンツーマン一択である。
お金はかかるけど、
1対2では個別の効果がほとんど出ないから
1対1の塾に入れるべきだ。
経済的な理由でそれが無理なら
親御さんがマンツーマンで教えるしかない。
まぁでも、反抗期に入ったらなかなか難しいだろうから、
これができるのはせいぜい小学4年生くらいまでだと思う。
手を動かせるようにするためには、
手の動かし方をまずは教えること。
これに尽きる。