神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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環境を整える重要性

先日、こんな記事を読んだ。

 

diamond.jp

 

このタイトルにあるようなことは私も日々感じている。

 

よく、入塾前の個別面談で、

「うちの子は全然勉強しなくて〜」とか

「塾の授業がある日しか勉強していないんですよね〜」などと

ご相談を受ける。

 

話を聞いていると、

今通っている塾では自習室はほとんど使えない、

あるいは、使える状況にはあっても、

ほとんどの生徒が使っていないので、なかなか使いづらい。

のだそうだ。

 

でも、こういう生徒もOKUNO塾に入った後は、

毎日コツコツと勉強するようになることが多い。

 

それは、環境にあると思っている。

自分の気持ちや意識を変えて、なんとかしよう!

とするのは基本的にはものすごく大変だし、うまくいかない。

 

明日から、毎日1時間走ろう!とか、

今日から夜7時以降はご飯を食べないようにしようとか、

毎日オンライン英会話をしようとか

気持ちで行動をコントロールするのはうまくいかない。

 

自分がこれに気づいたのは、

とあるエンジニアの方に話を聞いた時だった。

その人は、名前を調べればwikipediaが出てくるくらい有名な方だった。

 

曰く、もし大学生でプログラミングを学びたいなら、

バイトや仕事で実際に案件を受けてみなさい。というものだった。

 

全く右も左もわからないうちに、

仕事にしなさい。というのはあまりに乱暴だと当時は思ったけど、

時間が経って思うことは、これは確信をついている。

 

そのエンジニアの方の考えは、

仕事にすれば、逃げられない。

何がなんでも期限内に終わらせないといけない。

わからなかったら本気で調べるだろうし、

お金をもらっている以上、わかりませんは通用しない。

そうやって逃げ道を自ら断つのがおすすめだよ。

とのことだった。

 

第一線で活躍する人は、

アスリートでも、ビジネスマンでも、

自分が逃げられない環境を自ら作ろうとする。

 

意識を変えるというより、

そうせざるを得ないような環境を整えるというもの。

 

たとえば、勉強しなきゃなーと思ってもなかなかできないけど、

自習室に行く日が決まっていれば、

行くしかないのだから、自習室に来る。

そうすれば、勉強するしかないのだから、勉強をする。

 

こうやって環境を作っていくことが大事だと思う。

 

 

OKUNO塾では環境作りをものすごく意識している。

 

みんなが自習室に来る雰囲気を作るので、

自習室に来ない生徒が出ないようにしている。

 

当塾の場合は自習室は予約制なのだが、

予約を入れているのに来ない生徒が大勢いると、

さらに来ない生徒が増える。

 

その生徒一人だけの問題ではない。

一人が二人、三人と広がっていくのだ。

「易きに流れる」という言葉があるが、

勉強をしない生徒が増えると、みなそちらの方向に流れてしまう。

 

だから、私は全体を見ないといけない。

一人の生徒を気にしつつも、全体がうまく回るか。

これを常に考えていないと、塾の先生は成り立たないと思う。

 

きっと学校の先生や部下が大勢いる社会人も同じ。

一人一人を見ながら、それでいて全体を見ていく。

 

 

なかなか難しいことではあるけど、

みんなが切磋琢磨できるようにしてあげないとね。

環境を整えられるよう、今後も気を配っていくつもりだ。