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愛知県でついに始まったラーケーション、全国に広がるか?

ラーケーションという言葉をご存知だろうか。

LearningとVacationを組み合わせた言葉で、

勉強をするために学校を休むことができる制度である。

 

これがついに愛知県で正式に始まった。

愛知発の新しい学び方「ラーケーションの日」ポータルサイト - 愛知県

 

 

1年に3回まで、学校を休むことができ、

欠席扱いにならない。

連続3日でもいいので、たとえば平日に

親御さんが有給休暇をとって、

人が少ない閑散期に旅行に行くことができる。

 

素晴らしい制度だと思う。

 

 

もちろん、休んだ日が欠席扱いにならないとはいえ、

学校の授業は進んでいるので、

「学校で習う予定だった勉強は家庭で勉強する。」

というのが大前提であるが、

それができれば休んでもOK!というのである。

 

 

事前に学校に届け出をする必要はあるが、

前日までに届ければいいそうなので、

手続きもかなり簡単そうだ。

 

 

この制度、学校の先生たちは大変になると思うけど、

一方で観光産業には大きなメリットがある。

また、家族にもメリットがある。

 

 

まず観光産業側のメリットは、

1年を通して観光客が来るので、

これまで閑散期で儲からなかったシーズンにも

人が来るようになり儲かる。

 

 

また家族のメリットは

これまで連休など大勢の人がいるシーズンしか

旅行ができなかったが、

これからは平日でも旅行ができるようになる。

 

 

いやぁ良い制度だなぁ。

 

 

そもそも日本は諸外国に比べて

学校を休むことに抵抗がありすぎる。

そのため学校を休んで、

家族で旅行に行きにくい雰囲気がある。

 

 

また、働いている人も有給休暇が取りにくい雰囲気がある。

特に立場が上に行くほど、抱えている仕事や

プロジェクトに責任が増すので、休みにくい。

 

 

こういった状況が少しでも改善できると良いな。

 

 

学習の観点から言うと、

旅行などを通して学べることは

ものすごくいっぱいある。

 

 

私は、塾がお休みの時はなるべく外出するが、

たとえば博物館だったり、遺跡だったり、

生で見るからこそ得られる体験というのは

本当に貴重なものだと思う。

 

 

先月は世界遺産の富岡製糸場に行った。

日頃から5教科教えていると、

とにかく教科書で出てくるようなスポットは

できるだけ全て行きたい。

 

 

生徒たちにリアルな様子を伝えられるし、

現地の写真とかを見せると、

みんな食いついてくれる。

圧倒的に授業のクオリティが上がると思っている。

 

 

自分自身は、授業をより良くするために

全国に行くのが1番の目的だけど、

単純にさまざまな場所に行くのは楽しい。

 

 

小中高校生くらいの間で、こういった経験を

たくさん積んでいる人は、ものすごく恵まれていると思う。

 

 

このラーケーションが全国に広がってほしい。

今はまだ愛知だけだが、これが神奈川でも導入されてほしいな。

 

そして、1年に3日と言わず、5日、10日と増えてほしい。

それに伴って有給休暇も年間20日くらい取れると良いなぁ。

(自分は企業勤めじゃないから関係ないけど。。)

 

とにかく、期待大!の制度である。