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小学生低学年のうちにローマ字はマスターしてほしい

英語の教育は年々早まっており

今では小5から必修となっており、

英語の授業自体は小学3年生からある。

 

 

英語を学ぶ理由は英語のマスターはもちろんなんだけど、

実は日本語の理解のためってのもあるんだよね。

 

他言語を学ぶことで、

日本語との違い、日本語の特異性などを知ることができる。

 

 

相対的に比べる対象ができることで、

日本語をより深く理解するということだ。

 

だから私は英語教育には賛成だし、

今後ますます広がっていくと思う。

 

 

中学生の英語の定期テストは

5年前と比べるとだいぶ難しくなっているし

10年前と比べると見違えるほど難しい。

 

 

今では単語を聞く問題はほぼ出されず

また教科書の本文すら出されないことがしばしば。

完全初見問題の長文を解かせるテストが

流行っている。

 

 

ということで英語のテストは非常に難しいので、

生徒たちにもそれなりに深く覚えさせないといけない。

 

 

そんな時に、よく思うことが

ローマ字の理解である。

 

 

これまでの指導人生の中で

2名ほど、英語がとことんできない生徒がいたが、

二人に共通している点は、文字と発音が結びついていないこと。

 

たとえばdogを見たらドッグと発音できるのは

文字と発音が結びついているからだ。

 

一方で文字と発音が結びついていない生徒はそうではない。

dogを見て、ホースと発音してしまう。

 

私はよく英語の小テストを行うのだが、

たいてい10個を一気に覚えさせる。

たとえば動物なら、

dog犬、catネコ、horse馬・・・のような感じだ。

 

で、英語が苦手な生徒の特徴は一切音を聞かないし、一切発音をしない。

文字の羅列で覚えてしまう。

たとえばdogをドッグではなく

ディー・オー・ジーと覚える。

だから発音ができない。

そして記憶にすごく負荷がかかる。

 

だから覚えられない。

 

 

これはなかなかしんどい

たとえば漢字の「頭」を覚えるときに、

いち・くち・カタカナのソ、いち、いち、カタカナのノ、漢字の目、カタカナのハ

と覚えるようなものだ。

 

だから全然覚えられないし、信じられないようなミスをする。

(「頭」を書くときに漢字の目の部分が抜けるなど。。。)

 

大勢の生徒を指導していると、

たまに、こんなミスの仕方があるのか。

とか、こんな勉強の仕方をするのか。

と悪い意味で驚くことがある。

 

それを時間をかけてゆっくりと改善させていくのだけど、

やはり、そもそも論として、英語で言えば

ローマ字くらいはできていてほしい。という思いがある。

kaをカ、niを二、shuをシュと読めてほしい。

 

そうすれば、音と文字は結びつくので

信じられないような間違えはしなくなるだろう。

 

 

こういったところは家庭教育の領域だと思うので、

たとえば、パソコンのタイピングゲームとかで

練習するのが良いだろう。

 

遊びなように見えて、ローマ字の練習になる。

 

ぜひ、小学校低学年あるいは小学校に入る前に初めてほしい。