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「報連相」の練習は中学生のうちに!

OKUNO塾の中学生クラスでは、宿題チェックや連絡のやり取りにSlackを使用している。Slackを利用している理由は、社会人になったときの報連相を練習するためである。

 

 

なぜ報連相の練習をすべきか?というと、2つの理由がある。1つは将来生きていく上で絶対に必要なスキルだと思っているからである。私は新卒で入った会社で同期が70人ほどいたのだが、大勢の新卒が報連相で怒られていた。ちなみにそれが原因かはわからないけど1年以内に15名近くの新卒が辞めた。

 

 

せっかくいい大学まで出たのに、報連相で怒られて仕事を辞めるのは勿体無い。しかも転職したところでどこにいっても報連相は必要なので、結局会社が変わっても本質的な問題は残ったままんだよね。

 

 

特に遅刻とかミスなど、自分が怒られるであろう内容を報告するときに、誤った方法を取ってしまうことが多い。事後報告をしたり、隠蔽したりとかね。上司からのメッセージを読んでも無反応で、あとから「あのメッセージ読んだの?読んだのなら返信をするとかしてくれる?」などと怒られるのである。

 

 

残酷なことに社会人になっていきなり、メッセージによるコミュニケーションが始まるんだよね。仕事上でのコミュニケーションんだから、友達や家族とLINEをするのとは訳が違う。取引先とはメールでのやり取りがあるし、上司は友達ではないので、「りょーかい!」なんて返信するわけにはいかない。

 

 

返信するのはまだマシな方で、LINEで育っている今の子たちは、勝手に既読マークがつくことに慣れてしまって、返信すらしないなんてことがあるのだそうだ。返信しなくても既読マークが付いているからわざわざ返信する必要すらないということだろう。社会人になる前に、こういった報連相はできるようになって欲しい。

 

 

もう1つの理由は、報連相ができるほど学力が伸びていくと思っているからだ。ちゃんと報告・連絡・相談ができる生徒は学力が高い。受け答えがしっかりとしているし、質問の内容も簡潔にまとまっていて分かりやすい。一方で学力の低い生徒は、報連相をしない。

 

 

報連相をしないから、質も向上しない。質問をもらっても「ん?どういうこと?」と何が言いたいのかよくわからないことが多い。だから中学生のうちから質問をする報告をする相談をする練習を積まないといけない。こういったことも勉強の1つだ。社会に出てから親の臑を嚙って生きていくのではないのだから、自分で生きていかないといけない。

 

中学生でこれだけ差が出るのだから、社会人になったら仕事のできる人とそうでない人とは、相当大きな差になるだろう。当塾の生徒たちには仕事のできる人になって欲しい。学力も大事だけど、報連相は仕事をしていく上ではもっと大事かもしれない。