神奈川県の高校入試の英語は、
長文が大部分の配点を占めている。
だから、長文でしっかりと得点できるよう
対策をしておかないと、上位校は狙えない。
でも、英語の長文は文法などと違って、
対策にかなりの時間がかかる。
個人的には1年〜2年半くらいはかかると思っている。
では当塾ではどんな対策をするか?
それは、以前のつぶやきなども読んでいただきたいが、
簡単に言えば英会話である。
えっ!?
長文の読解と英会話って関係ないでしょ?
と思われる方も多いかもしれないが、
入試問題の英語長文は、和訳ができれば解ける作りになっているので、
和訳さえすれば良い。
でも、非常に文章量が多いのが神奈川県の英語の特徴なので、
高速で和訳をしないといけない。
そのために英会話なのだ。
まだピンとこない人もいるかもしれないので、
もう少し具体的に説明しよう。
そもそも、「会話をする」という行為には
相手の英語を聞く→脳内で和訳して理解する(上級者は英語のまま理解する)→こちらの言っていることを日本語で組み立てる(上級者にこのフェーズはない)→英語にして伝える。
というプロセスを高速で行っているのだ。
長文の問題を解くために必須の
和訳のプロセスが絶対に会話には入っている。
だから、長文と英会話って関係ないように見えて、
めちゃくちゃ似たようなことをやっているんだよね。
よく、英語の長文の対策として、
英語の本をたくさん読め!とか、外国の歌を聞け!みたいなのがあるけど、
あれは、「理解する」というプロセスがなくても成立するので、
効果がないことが多い。
一方で会話は、「会話ができている」→「相手の英語を理解している」が
成り立つので、良い練習方法なのだ。
でも、どんな生徒にも英会話がおすすめか?と言われるとそうではない。
例えば、中1レベルの英単語が分からないまま、英会話をしても
ほとんど会話は成立しないし、中2レベルくらいの文法知識がないと
文章を構成することすらできない。
だから、まずは学校の英語を先取りしてどんどん進めること。
同時に英単語は毎日覚え、自分のボキャブラリーを増やしていくこと。
これができてから英会話をやってもらう。
あと、OKUNO塾では、生徒の英会話を録音してもらい、
定期的にチェックすることもやっている。
さらに、今では英会話でよく使うフレーズなどを
塾で作り、それを見ながらレッスンを受けるようにもさせている。
たとえば、「なんて発音するんですか?」とか「もう一度言ってもらえますか?」
などの表現はほぼ毎回使うので、そういうフレーズ集を集めて、
印刷して渡している。
ここまでやって、ようやく力がついていく。
地味なんだけど、
サポートしないとなかなか効果的なものにはならないからね。
塾でできるサポートはどんどんやっていく。