最近、近隣の定期テストがかなり難しくなっている。
最近というのは2020年くらいから。
20年くらい前まで、
定期テストと言えば、知識問題ばかりであった。
楽市楽座を行ったのは誰?とか、
炭酸水素ナトリウムの化学式を書けとか。
そんなものばかり。
だから、今の30代以上の人たちの考える定期テストとは
全然違った作りになっている。
時代とともに、少しずつ思考力系の問題や
図表の読み取り問題が増えてきて、
今では、知識だけで解ける問題というのは
かなり減ってきている。
そして2020年くらいから、
特に英語や国語などで「初見問題」が大量に出るようになった。
これは、勝手な予想だが、
神奈川は通塾率が高く、塾などで定期テスト対策をしてくる生徒が多いので、
教科書の問題を出してしまうと、満点近く取れる生徒が大量にいるから
ではないだろうか。
そこで、塾などで対策ができない、
初見問題を大量に出すことで、
平均点が高くなりすぎないようにコントロールしているのだと思う。
さらに、初見問題だけではなく、
分量が非常に多いというのも最近の定期テストの特徴である。
時間内に解き終わらないような量を出す。
中学生で英検準2級とか2級を取るような生徒で
なんとか80点が取れるかなぁといった内容。
もちろん、地域の中学校によって難易度は違うけど、
中3の定期テストは全体的に一気に難しくなるイメージがある。
川崎市内でも、南部の方はまだテストが簡単だという話をよく聞くが、
おそらくこれも通塾率が関係しているのだと思う。
結局、通塾率の高いエリアだと
塾に行っている生徒を基準に進められていくので
どうしてもレベルが上がってくる。
一方で、通塾率の低いエリアだと、
塾に行っていない生徒が基準になるのでそこまで難しくならない。
地域差ってのはどうしてもでてしまう。