神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

JR南武線 武蔵新城駅|毎日8:30更新

優秀な生徒は板書を丸々写さない。

数多くの生徒を見ていると、

小学生でも中学生でも

ノートの取り方が大きく異なる。

 

私は大きく分けて4つのパターンに

分けられると思っている。

 

  1. 板書をそのまま写すのではなく、解釈や自分なりのメモを加える生徒
  2. 板書を忠実に、そして必死に写す生徒
  3. 板書の内容を理解してなくても気にせず手だけ動かしている生徒
  4. 板書を写さない生徒

 

いわゆる優秀だと思う生徒は

1番のタイプである。

 

自分なりに図を書いてみたり、

メモを加えたみたりなど、

とにかく自分の頭を使って理解しようとしている。

 

 

この頭を使うというのが本当に大事で、

これができる生徒は、やはり賢い。

全体の10%くらいかなぁと思う。

 

 

次は、板書を忠実に写すタイプ。

全体の20%くらいかな。

 

 

真面目で、先生からは気に入られると思うけど、

トップ校に行けるレベルにはならない。

偏差値で言うと、60くらいまで。

 

 

自分の頭を使って工夫することは苦手なので、

初見問題とかが出ると、対応はできない。

でも、解いたことのある問題は得意。

そんな感じだ。

 

 

こういったタイプの生徒には、とにかく

良い解き方をたくさん教えて、

忠実に再現できるようにさせることが大事。

男子にはほとんどいなくて、女子には多い。

 

 

3番目の「板書の内容を理解してなくても気にせず手だけ動かしている生徒」は

おそらく最も割合が多く、

全体の60%くらいを占めると思う。

 

 

これは男女に関わらず、とにかく多い。

「わかっていないことがあると気持ち悪い〜」

とはならず、わからないことがあっても、気にしない。

また、分かりたい!というモチベーションがほぼない。

 

 

だから、板書をなんとなく写すんだけど、

全然意味がわからないまま手だけ動かすことができる。

 

 

これは、授業だけでなく自習でも同じ。

たとえば数学の問題を解いていて、

答えが(ア)なのに(ウ)と書いてしまっても、

途中式や解説を見ることはない。

 

ただ、(ア)と書いて終わり。

だから永遠に間違え続ける。

でも分かりたい!とならないし、

間違えていても気にならないので、写して終わり。

 

 

だから、このタイプの生徒には、

まずは分かりたい!と思わせないといけない。

 

先生は生徒に、

「答えは写しても意味はないよ。」

というレベル1から話していき、

少しずつ学力を伸ばして、本人のやる気をあげていく。

 

 

成長に時間がかかるタイプなので、

指導する側の労力が最もかかるタイプである。

絶対に、ご家庭の方々も大変だろうと思う。

 

 

そして、4番目の「板書を写さない生徒」が

10%くらいだろう。

まぁOKUNO塾ではまだ出会ったことがないけど、

他の集団塾の先生に話を聞くと、

席の後ろの方で、友達と話をしていたり、

トイレに篭ったまま30分くらい

帰ってこない生徒などがいるらしい。

(そんなに授業が嫌なら辞めればいいのに。。。)

 

 

特に大手塾の1番下のクラスは

授業が成立しないことも多々あるそうで、

(説教だけで毎回30分とか)

話を聞く限り、大変なんだなぁと思う。

 

 

 

以上のように、いくつかタイプがあるけど、

私個人としては、

みんな1番のタイプになってほしいと願っている。

 

 

やはり、

聞いた情報を、自分なりにインプットし、

自分なりにアウトプットすることが大事だと思う。

 

もちろん、急にそれができるようにはならないので、

まずは、忠実に写すことから始めてほしいけど、

だからと言っていつまでも

忠実に写すだけでは上位にはいけない。

 

 

自分なりに腹落ちできる形で

板書を写したり、メモを加えたりしてほしい。

それができれば、着実に学力は上がっていくと思う。