先日、こんな記事を読んだ。
ミスを頻発する発達障害社員がいて、作業手順を聞いたら、順番を勝手に変えてたから、ミスも困るけど、せめて作業手順はルール通りにやってほしいとお願いしたら、「いや、でも自分はこの順番の方がやりやすくて」と言われて、ミスしてる時点で主張しちゃダメという前提から崩れてて詰んでいた。
— もぐの障害者雇用 (@yotchanchi) 2023年9月6日
指導係をして3年ペア組んだ相手がそうでした。
— ちーぺい (@DPUJoNpLE1jBtRD) 2023年9月7日
こちらの仕事にも影響しまくって…周りの理解無くて私が辞めました
「簡単な作業しかさせない」のは差別になるから全部できるように指導しなきゃいけなくて、新しい情報いれると前のはメモが残ってるのに「教わってません」て言われるし、つらすぎた。
発達障がいあるあるですね💦
— ぴょこたん (@chocohurry) 2023年9月8日
周りに合わせようとする能力が足りてない、周りが自分に合わせないのは理解できない、ミスするか否かは大した問題じゃないという思考💦
骨が折れますね💦
ご苦労様です(*- -)(*_ _)ペコリ
自分のやりたいようにやっちゃうのも、まさに特性ですね…
— ちゃんちゃん (@gorock0317) 2023年9月7日
逆に、素直に言われた通りにやっちゃう(言われたとおりにしかできない)タイプの特性の出方もありますが、雇う側としてはそちらのほうが助かるかも
今、あちこちでこう言った話を耳にする。
教わる側よりも、教える側が苦労するという話。
時代とともに、どんどん機械化され、
人間が行う仕事から単純作業が減っているような気がする。
だからこそ、こういったトラブルがあちこちで
起きてくるのだろう。
発達障がいだと思われる人をよく観察していると、
「条件分岐ができない」ことがかなり多い。
条件分岐とは「もし〇〇ならば、□□をする」というように
条件に応じて行動パターンが複数あるということだ。
一般的には、
状況に応じて行動も変わるのだが、それができない。
1パターンしか行動パターンがないのだ。
だから発達障がいの場合は、
・言われたことしかができない
か、
・言われたことは無視して自分流の行動しかできない
のどちらかになるケースが多い。
今回の記事になっていたのは、
・言われたことは無視して自分流の行動しかできない
のケースである。
たしかに、教える側は相当苦労すると思う。
将来、こういったトラブルが起きないように
なるべく小さなうちから条件分岐を身につけさせた方が良い。
簡単な練習方法は「おつかい」である。
たとえばこんなふうに頼んでみる。
「スーパー行って、もしA牛乳があれば買ってきて、なければB牛乳を買ってきて、それもなければ買わなくていいよ。」
最初は1つのものだけでいい。練習なのだから。
だんだん慣れていくと、
買ってきてほしい商品を複数提示したり、
条件分岐を複数つけていけばいい。
こどもたちには大変かもしれないが、
なんでもかんでも親がやってしまうと、
結局子どもが働き出した時にかなり苦労してしまう。
社会人になったら、親と一緒に職場に行けないので
独り立ちできるようにしないといけない。
そういった点でも、早いうちから
状況に応じた行動が取れるようにする必要がある。
塾でも、こういうことを意識して
指導をしていきたいと思っている。