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発達障がいとは条件分岐ができないことだと思う

先日、こんな記事を読んだ。

togetter.com

 

 

 

 

 

 

今、あちこちでこう言った話を耳にする。

教わる側よりも、教える側が苦労するという話。

 

 

時代とともに、どんどん機械化され、

人間が行う仕事から単純作業が減っているような気がする。

だからこそ、こういったトラブルがあちこちで

起きてくるのだろう。

 

 

発達障がいだと思われる人をよく観察していると、

「条件分岐ができない」ことがかなり多い。

 

条件分岐とは「もし〇〇ならば、□□をする」というように

条件に応じて行動パターンが複数あるということだ。

 

 

一般的には、

状況に応じて行動も変わるのだが、それができない。

1パターンしか行動パターンがないのだ。

 

 

だから発達障がいの場合は、

・言われたことしかができない

か、

・言われたことは無視して自分流の行動しかできない

のどちらかになるケースが多い。

 

 

今回の記事になっていたのは、

・言われたことは無視して自分流の行動しかできない

のケースである。

たしかに、教える側は相当苦労すると思う。

 

 

将来、こういったトラブルが起きないように

なるべく小さなうちから条件分岐を身につけさせた方が良い。

簡単な練習方法は「おつかい」である。

 

 

たとえばこんなふうに頼んでみる。

「スーパー行って、もしA牛乳があれば買ってきて、なければB牛乳を買ってきて、それもなければ買わなくていいよ。」

 

最初は1つのものだけでいい。練習なのだから。

 

 

だんだん慣れていくと、

買ってきてほしい商品を複数提示したり、

条件分岐を複数つけていけばいい。

 

 

こどもたちには大変かもしれないが、

なんでもかんでも親がやってしまうと、

結局子どもが働き出した時にかなり苦労してしまう。

 

 

社会人になったら、親と一緒に職場に行けないので

独り立ちできるようにしないといけない。

そういった点でも、早いうちから

状況に応じた行動が取れるようにする必要がある。

 

 

塾でも、こういうことを意識して

指導をしていきたいと思っている。