神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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中学校の内申点の現実を話そう(小学生の親御さん向け)

もうすぐで10月。

 

10月と言えば?と言われて、

我々塾の先生たちがまず思い浮かべることは、

ハロウィンとかではなく、

「中学校の前期内申点発表」である。

 

 

神奈川の公立中学校は

前期後期制と123学期制の学校に分かれるけど、

このうち前期後期制の学校は10月に内申点が発表される。

 

 

内申点は1〜5段階で9教科あるので、

最大45点満点である。

 

 

高校受験では、

中学2年生の後期内申点と

中学3年生の後期内申点が使われる。

 

 

では、どのくらい取れれば良いのか?というと

これは志望校により異なる。

公立であれば、

地域トップ校だと内申点42くらい、

地域No2校だと40くらい、

偏差値50の高校だと33くらいである。

 

 

ちなみに内申点27(オール3)だと、

定員割れの高校レベルなので、

どんなに勉強が苦手でも内申点30は超えてほしい。

 

 

なお、内申点はテストの点数だけで決まるわけではない。

提出物を期限までに出しているか、

丁寧な字で書いているか、

プリントがくしゃくしゃになっていないか、

授業中に積極的に授業に参加しているか、

など、幅広い観点で見られる。

 

 

で、これらの評価項目は圧倒的に男子に不利である。

 

たとえば、テストの点数が同じくらいの

男女の生徒がいるとすると、

男子生徒の方が2〜4ポイントほど低い値になるだろう。

 

 

こういうこともあり、

中学校受験をさせるご家庭が増えていると聞いたことがある。

まぁとにかく、公立中学校の内申点システムは

男子に不利なことは間違いない。

 

 

だからこそ、小学校のうちにぜひ

提出物の管理などができるように

ご家庭内で教えていかないといけない。

 

中学生になってからいきなりできるようにはならないので

こういうのは早めに対策をしておくことが大事である。