神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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終始だらだらしている

学力が高い生徒と低い生徒。

なぜその差が出てくるのか、さまざまな要因があると思う。

 

 

その要因を生み出す1つである

『勉強をしているように見えてしていない時間の多さ』

に着目してみようと思う。

 

 

たとえば3時間勉強をした!という場合

だらだらしている生徒の3時間と、

ぱぱっとこなす生徒の3時間では雲泥の差である。

 

 

具体的に言うと、

まず席についてからペンを持って書き始めるまでの時間に

大きな差がある。

 

だらだらしている生徒は、

椅子に座ってから、まずスマホを触り、

気づいたら10分経過している。

しかも、それが終わって勉強するかと思いきや、

今度はトイレに行く。

トイレから戻ってから勉強するかと思いきや、

またスマホを触る。

 

さすがにスマホにも飽きてきて、

勉強をしようとなり、ようやくここでペンを持つ。

椅子に座ってから実に20分くらいかかる。

 

しかも残念なことに、

ペンをもって1問問題を解いたら、

勉強に飽きてしまう。

 

紙をぺらぺらめくって手遊びをしたり、

とくに意味もなくぼぉーっとしたり、

絵を描いたり、

肘をついて寝たりしてしまう。

 

 

そんなだらだら生活をして、気づいたら1時間経過。

でもまだ1問しか解いていない。

 

 

さすがに切り替えなきゃ!と思うのだろう。

でも、その前にトイレ、とまたトイレに行き。

戻ってきたら、無意識でスマホを触ってしまう。

 

で、ようやく問題を解こうとするのだが、

どうやら解くのがめんどくさい。

ということで答えを全部写す。

 

そして、まただらだらしてしまう。

 

こんなことを繰り返していると

3時間勉強しているように見えて、

実質は3分しか勉強はしていない。

なんてことになる。

 

 

しかも当の本人は勉強した気でいるので、タチが悪い。

当然学力は伸びないのだけどね。。

 

 

では、こういう生徒にはどう対応したらいいか?

 

 

まずやるべきことは教材をとことん簡単なものにすること。

勉強が難しくて、やる気がなくなるのであれば、

難易度をとことん落とすことが大事。

 

それでも解決しない場合は、

もう強硬手段だが、自習は0にして、

すべてマンツーマンの個別指導にすべきである。

 

 

要は、一人では勉強できない状態にすでになっているのだ。

でもこれって見た目で判断できることではないので、

なかなか気づきにくいんだよね。

 

たとえば手足が不自由な方は、

見た目で介護が必要だと判断できることがある。

 

しかし、集中力とかっていまだに

「怠けているだけだ!」みたいに言われてしまうので、

気合いを入れて一人でやりなさい!

もっと集中しなさい!とあしらわれてしまう。

 

 

でも、あらゆる手をつくしても、

一人で勉強ができない場合は、それは要介護状態である。

一人でできないんだから、周りの人に手伝ってもらう。

 

3時間勉強をしているように見えて、

実態は3分しか集中できない生徒とかを見ると、

とにかく重要なことは、

徹底的なマンツーマンのサポートである。

 

そうして、まずは問題を解く量を少しずつ増やしていく。

いわゆるリハビリだね。

それで、だんだんと独り立ちしていく。

数年はかかると思うけど、しょうがない。

 

だから、集団指導に合わない生徒は、

個別指導に行くべきである。

なお、個別指導といってもマンツーマンのみ。

1:2とか1:3は、結局問題を解くときは

別の生徒の対応をしているので、意味がない。

 

こういう理由もあって、

将来的にはマンツーマンの個別指導塾も

やってみたいと思っている。