神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

JR南武線 武蔵新城駅|毎日8:30更新

すぐ休む生徒について

先日、他塾の先生からこんな話を聞いた。

 

 

その先生の塾は1:2の個別指導塾。

塾長先生が授業をすることもあるけど、

基本的にはアルバイトの先生が授業をする。

 

 

その塾には、宿題をよくサボる生徒がいるらしい。

小学生に2名、中学生に1名。

 

 

3名とも宿題を忘れる日が何回か続いたので、

アルバイトの先生経由で叱ってもらって、

次の授業のときに必ず宿題をやってくるように伝えたのだそうだ。

 

 

次の授業の日の当日。

なんと、3名とも授業を休んだ。

 

学年も違うので、3人に繋がりはない。

結託して休んでやろうぜ!とかではなく、

ちょうど同じタイミングで休んだらしい。

 

 

お腹が痛いとか、頭が痛いとか。

 

 

だが、同じ学校・学年の生徒が、

「学校では元気でしたよ!」と報告したらしい。

 

ということは、十中八九サボりである。

(家に帰ってから急に体調不良になることもあるけど)

 

 

で、休んだ次の授業の際に宿題の確認をしたら、

欠席した授業までに終わらせるはずだった宿題は

当然のようにやっていなかったとのこと。

 

 

めんどくさいから、サボったんだろう。

まぁ気持ちはわかるけどね。

 

 

ちなみに、その先生の愚痴はここで終わらなかった。

 

 

その塾は体調不良で欠席の場合は別日に振替をする

という制度を取っているらしい。

 

 

当日の欠席連絡だったので、

アルバイトの先生たちがすでに教室に来ていたのだそうだ。

 

 

でも欠席だから、授業はできない。

だから帰ってもらうしかない。当然給料も出ない。

で、後日振替に来てもらう。

 

 

バイトの先生からしたら、

わざわざ塾まで来て、お金ももらえず帰らせられる。

可哀想だ。

 

 

これだとアルバイトの先生も辞めてしまうかもしれない。

とその塾長先生は、かなり不安がっていた。

 

 

でも、こういったことがあるから、

もう、宿題をやっていなくても放おっておこうとなったらしい。

 

 

厳しくすると、サボってしまう。

生徒がサボると、アルバイトの先生にも迷惑がかかる。

そしてゆくゆくは塾の運営ができなくなる。

 

 

だから、こういった生徒には

とにかく宿題をやっていなくてもなにも言わない。

という接し方でいくらしい。

 

 

 

うーん。

それが正解だとは到底思えないけど、

まぁその先生が決めたことなので、

私がなにか言えるわけではない。

 

 

でも、こういったことってなんだかもどかしいよね。

 

結局サボり癖のある生徒の学力は上がらないだろうし、

宿題をちゃんとやってきて!と言われて

休んでしまう精神力も心配だし。

 

社会に出られるのかな?

 

 

ってか、休むと連絡があったのは親かららしいので、

親の判断がおかしいのかもしれない。

 

 

嫌なら行かなくてもいい。っていう教育を

小中学生でやると、仕事とかで耐えられなくなる気がする。

もちろん、いじめとかは例外だけど、

「なんかめんどくさい」くらいの気持ちで休ませるべきではないかなぁ。

 

 

それとも、ずっと親が子供を養っていくのか?

まぁ家業があるならそれでもいいだろうけど、

就職するとなると、一人で生きてもらわないといけないよね。

 

 

最近はニュースなどでも

些細なことですぐに辞めてしまう新卒が増えているようなので、

めんどくさい気持ちに打ち克つ練習を

小中学生の頃にしておいてほしい。