神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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自分の頭で考えられる人になってほしい

先日、生徒とのやりとり。生徒に「先生、このワーク1ページ何分くらいで解いたらいいですか?」と聞かれたので「1ページ15分くらいで解けるといいんじゃない?」と伝えた。生徒は、タイマーを使ってワークを解き始めたので、時間意識があっていいなぁと感じた。

 

 

しばらく経ってその生徒の勉強を見に行った。「どう?さっきのところ結構正解多かった?」と確認したら、半分以上がバツになっていた。あれ?どうしたの?と聞くと「いや、15分経って間に合わなかった問題は、全て答えを写して直しました!」と言っていた。

 

 

え?っと驚いてしまった。なぜ15分以上経ったら答えを写していいと思ったのだろうか?15分くらいで解いてね。という言葉が、15分以上かかったところはすべて答えを写してね。だと理解したのだろうか。コミュニケーションが難しい。なかなかこちらの伝えたことが伝わらないことが多い。

 

 

「15分くらいで解いて」というのは、あくまで目安であって15分以上かかったって問題は解くべきだと思う。そしてそれ以上に、答えを写すことは自分のためにならないという認識がないのだなぁと感じた。それか、ただ単に楽をしたいだけなのか。

 

 

こういったところからちゃんと教えていかないといけない生徒が最近多い気がする。なんのために勉強をするのか?それは先生に怒られないためではない。勉強をできるようにするためだ。

 

 

問題発見力・問題解決力とでも言おうか、何が自分自身の問題であるか発見する力、そしてどうやってそれらの問題を解決するかという力。これら2つの力は本当に重要だと思うし、ちゃんと教えないと身につかない。自分の頭で考えて行動する。これが自律だ。そしてこの自律をさらに細かく見ると、問題発見力・問題解決力の2つに分けられると思う。

 

 

何も考えず、ただただ言われた通りのことをするだけの人間ならロボットと変わらない。自分で考えて、行動する。これは本当に大事なこと。たとえ先生に言われたことでも、自分が違うと思うえばNO!と伝える力が重要で、とにかく受け身になりすぎないで欲しい。