OKUNO塾は高校受験のための塾なので
ここ5年くらいで感じる高校受験の
傾向を書こうと思う。
個人的には、
4つのキーワードがある気がする。
①バスはNG、アクセスの良さ重視。
②公立高校へ行くなら偏差値55以上。
③勉強が苦手なら私立高校。
④大学受験をさせたくないので大学附属
1つずつ見ていこう。
①バスはNG、アクセスの良さ重視。
①については、
コロナ以降、移動に抵抗が出てきたのか?
通いやすさが重視される傾向にある。
駅近の高校はかなり人気。
一方で山の上や、通学手段にバスがある。
といった条件だと、
よほど魅力的なものが無い限り人気が出ない。
個人的にも通学時間は非常に重要だと思っている。
ドア to ドアで1時間以内が良いだろう。
②公立高校へ行くなら偏差値55以上。
③勉強が苦手なら私立高校。
②③について
公立高校の倍率を見ていると
二極化が顕著である。
偏差値の低い高校は定員割れで人が集まらず、
偏差値の高い高校は倍率が1.5倍を超える。
1.5倍ということは、
約150名の生徒が落ちるということだ。
定員割れをしている原因は、
それだけ私立に流れているからだ。
学力が低いなら、治安の悪い公立高校ではなく、
お金はかかるけど治安の良い私立高校へ、
という考えが強くあるのだろう。
おそらくこの流れは今後も続くと思う。
多摩高校や新城高校は今後も高倍率だろうし、
学力下位校は、低倍率が続くだろう。
④大学受験をさせたくないので大学附属
④については、女子に特に顕著だが、
昨今の大学受験の定員縮小の影響で
早めに大学までの切符を掴んでおく。
というのがトレンドである。
特に日大・駒澤は内申点の基準も易しめで、
川崎市内からのアクセスも良いため人気がある。
高校のうちから附属校に入り、
内部進学で大学受験をパスするというのは
首都圏に住む中学生の特権だ。
地方に住む中学生には真似できないので、
これを使わない手はない。
自分自身の学生時代を振り返っても、
やはり大学受験はずば抜けて大変だった。
常に勉強、勉強、勉強、という生活。
公立高校受験は1.5倍くらいの倍率でも高倍率だけど、
大学受験となると、倍率10倍以上の数字は平気で出る。
本当に、首都圏の学生は恵まれている。